東條内閣退陣後、1944年7月、陸軍参謀本部は、今後の方針として、「本年(1944年)後期に国力戦力の徹底的重点(七~八割)を構成して主敵米の進攻に対し決戦的努力を傾倒し、一部(二~三割)をもって長期戦的努力を強化する。」という決戦重点二本案を採用しました。「一撃講和」(総力的決戦に勝利し講和を有利に進める)を想定したものです。
この目的のため大本営は7月に陸海軍による共同研究の後、防衛作戦を立案します。戦略的に重要なフィリピンの喪失は、本土と南方を遮断させ、戦局に大きな影響を与えるものでした。
レイテ沖海戦(1944年10月)は、4つの海戦に細分されますが、結果的には敗北であり、日本は米軍に打撃を与える最後のチャンスを逸したことになります。戦艦、空母、重巡などの多くを失い、本土と南方は分断されます。一方、アメリカ軍はレイテ島攻略に成功し、フィリピン奪取を着々と進めます。日本の敗北は決定的になりつつありました。
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