ベッカムが“マイナー(?)”を真の“メジャー”にするか… | IAN45=Intelligence Agency on N45

ベッカムが“マイナー(?)”を真の“メジャー”にするか…

デイヴィッド・ベッカム…英国の有名サッカー選手だ…スペインのリーグに居たが、米国のリーグに移るそうだ…

米国のサッカー…W杯にも米国チームは出ていて、意外に良いチームを送り込んでいるように思う。が、プロスポーツの盛んな米国では、サッカーは大人気のプロスポーツとも言い難い面があるように思われる。トップのリーグは“MLS”と言って“M”は“メジャー”のことらしいが、戯れに「“マイナー”のMですか?」とも言ってみたくなる…

The Official Site of Major League Soccer (英語)

で、ベッカムだが…2002年に日本でW杯が開催された時、「最も人気が高い外国選手」であったと記憶している。彼の居るイングランドチームが登場する会場には、#7の白や赤のレプリカユニフォームが溢れていたし、大会中から大会後に至っても、当時のベッカムがしていた髪型は少し流行った…

この選手が、日本での知名度が高いとは言い難いリーグへ…これは、MLSの話しに日本国内で触れられる機会が増えることになるのかもしれない…なかなかに興味深い!!

ベッカムに関しては、若かった頃はやんちゃなことも仕出かしたが、後にはイングランドチームのキャプテンまで務めるなど、“向上”というようなものが感じられる辺りに好感を抱く…

スポーツニッポン
ベッカム 米ロサンゼルス移籍決定

 去就が注目されていたレアル・マドリードの元イングランド代表MFデビッド・ベッカム(31)が11日、米国メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス移籍を決断した。声明を発表し、来季から5年総額300億円の大型契約を結ぶ。根強い人気を誇るスーパースターが、新天地でサッカー人気を切り開く新たな挑戦に踏み出した。

 ついにベッカムが決断を下した。「今週レアルから2年契約の延長に関して結論を出すよう求められた。家族や代理人と話し合ってマドリード残留か、英国や欧州のクラブへ移籍するか考えたが、LAギャラクシー入団を決めた。今年8月からプレーする」。世界が注目していた移籍騒動に終止符が打たれた。

 悩み抜いた末の決断だった。常々「サッカーよりも家族が大切。家族はマドリードを気に入っている」と話し、ピッチへのこだわりは後回しにしてきたが、最後は選手としての思いが勝った。今季はカペッロ監督の下で出場機会が激減。リーグ戦の先発は5試合にとどまり、11日のスペイン国王杯ベティス戦は遠征メンバーも外された。「新たな挑戦を楽しみにしている」とベッカム。もう一度サッカーを楽しむための決断が必要だった。

 新天地となる米国はサッカー人気が高いとは言えないが、ロサンゼルスには自らサッカーアカデミーを所有。ベッカムは以前から底辺拡大に意欲を示しており、関係者も「米国での挑戦は子供たちにサッカーを好きになってもらうこと。彼はスポーツ大使としての役割を果たすことになる」と説明した。またMLS側も4月開始の新シーズンから年俸総額に上限を設けたサラリーキャップの枠外で選手獲得が可能にできるようルールを改正し、リーグ運営の起爆剤となる大物招へいの土壌をつくっていた。

 英メディアは移籍に伴う総収入を5年総額で2億5000万ドル(約300億円)と報じ、スポーツ史上最高級の高額所得選手となるが、責任と期待も大きい。“王様”と呼ばれ、旧北米リーグのニューヨーク・コスモスでプレーしたペレでさえ成し遂げられなかったサッカーによる“米スポーツ界制圧”。ベッカム旋風が世界最大のプロスポーツ大国で吹き荒れる。

 ▼ロサンゼルス・ギャラクシー 95年に設立され、MLSの西地区に所属。ホームは2万7000人収容のサッカー専用スタジアム、ホーム・デポセンター。リーグ優勝は02、05年の2回。米国代表MFドノバン、FWコビ・ジョーンズらを擁した昨季は西地区5位でプレーオフ進出を逃した。