オランダに来てから1年半、オランダでの生活とオランダのサッカーに慣れてきてどんどん楽しくなってきた。英語も少しは上達したかな。

試合の日、スタジアムを見渡すと日本人の姿がちらほら。移籍してきたばかりの頃よりもスタジアムに来てくれる人が増えたような気がする。

 

 

エールディビジは欧州4大リーグ(プレミア、リーガ、ブンデス、セリエA)みたいに日本で知られるリーグではない。テレビでの放送もなければ、ニュースになることも少ない。

日本での認知度が低い分、エールディビジはナメられているように感じる。

実際、俺もヘーレンフェーンからのオファーをもらうまでヘーレンフェーンというチームを知らなかったのも事実。

スタジアムで試合を観てくれた人は分かると思うが、スピード、パワー、戦術、どれを取ってもレベルは高い。

ここからさらに上のステップへ行きたいと強い気持ちを持った若い選手が山ほどいる。

 

 

練習から選手同士のバトルは試合さながらだ。ウォーミングアップだったはずの鳥かご(ボール回し)は5分も経たないうちに戦場になる。削りあいは毎日のこと。笑

 

 

監督、コーチと選手の関係も日本では考えられないことが多い。ヨーロッパでプレーしている人からしたら当たり前だとは思うが、自分が納得いかない時は相手が監督でもトコトン話す。日本では”若手”と言われる10代の選手が監督に向かって少し強めの口調で自分の意見を伝えているのだ。

今になっては慣れてしまったが、よく考えると凄い事だと思う。

 

 

そんな活気溢れるエールディビジが日本でもっと認知され、興味を持たれるリーグになるために、自分は活躍して良いニュースを届けていきたい。毎試合その時のベストパフォーマンスを出せる準備をしているつもりだし、これからもしていく。

いつまでヘーレンフェーンでプレーするかはわからないが、自分がオランダにいる間に、もう少し日本で興味を持たれるリーグにしていきたいなと思っている。

 

そして、ヘーレンフェーンの町は小さくて観光や娯楽のある場所ではないけれど、人は温かくて磐田に住んでいたときのような感覚を思い出させてくれるとても住みやすい場所。

 

 

 

人口3万人の小さな町のホームスタジアムが2万7千人のサポーターでいっぱいになるって凄いですよね。今シーズンも残り半年。ヘーレンフェーンで待っています!