自閉症子育て現役生で、小児科医の私が、
毎週開いている「すくすく相談外来」には、様々なお悩みを抱えた子供とママたちが受診します![]()
どのママさんたちも深刻な表情で私に日常の困りごとの相談してきます。
私は、めったに薬は出しません。
その代り、応用行動分析ABAに基づいた、日々の接し方のコツをアドバイスしております。
今日は8歳の男の子。知的には問題ないのに、集中力がなくだらしないとのことで問題児扱いされ、
半年くらい前から相談に来ています。
乳幼児期に健診でひっかからなかった、典型的な発達凸凹児のRくんです。
今日ご紹介するお悩みはこちら;
Q1 「英語が好きだったので、お遊び系から本格派の英語塾に変えました。ところが、授業に集中しないので、注意されてしまいます。でも本人は頑張って通ってはくれるのですが、どうしたらいいのでしょう?」
A1 「ママも、つまらない英語の授業は、眠くなりますよね??
もともとコツコツ勉強は苦手なタイプなのに、我慢してつまらない授業を聞きなさい!
というのは、かわいそうかも、褒めてもらえないしね。
それに、塾の先生がつまらない授業している可能性もあります。
もう合わない、と判断してスパっと塾を変えてみては?
R君タイプには、飽きる前に色々と話題を切り替えてくれる塾のほうが合ってます。
それと、R君が頑張って塾に通う理由はね、、、大好きなママが喜んでくれるし褒めてくれるから!
これこそが、R君タイプの子を日々伸ばしていくコツです。」
―――ママ、最初は目がテンでしたが、にこにこして納得してました。
Q2 「親が細かいスケジュール立ててあげれば、そのとおり勉強をこなしたり日常生活ができるのですが、ちっとも自分で考えて行動してくれません。」
A2 「発達凸凹の子たちは、物事を準備されたスケジュールに沿って生活する経験を積めば、
少しずつ自分でもスケジュール立てられるようになります。
今は、細かいスケジュールを立ててもかまいません。
結果をちゃんと出せる経験を積むことが先決です。
細かいスケジュール(スモールステップ)は、慣れてきたら、
少しずつゆるくして練習をつめば、行動を前後で予測できるようになるでしょう。
いくら自分でスケジュール考えても実行できない子もたくさんいるなかで、R君はできているじゃないですか、すごいですよ!!」
――――「頑張りますw」とママは笑顔で帰っていきました。
こんな簡単なやりとりが、
日本全国の小児科で当たり前のようにできれば、
発達凸凹・障害をもつ小学生のママさんたちの、笑顔はもっと増えるのに・・・![]()
つづく。
**幼児期早期のABA的介入の仕方は、また別の機会にご紹介していきます**