新常識!?油が第6の味覚になる日も近い

 

久々に野菜ソムリエ協会主催のセミナーに参加してきました!

そして今回のブログで50個目の記事になります!!

テーマは、
『大豆油の新常識 手軽に広がる野菜の可能性』

主催者挨拶として、
・アメリカ大豆輸出協会
・日本植物油協会
・アメリカ大使館
よりお話がありました。

その中で、
日本植物油協会の斎藤専務理事より
味覚についてとても興味深い話が聞けました!




上の2枚の画像は、
油脂が6つ目の味覚として定義付けされるのでは⁈
という論文内容です。

味覚は、5つの基本味である、
甘味・酸味・塩味・苦味・旨味
があります。

これらの味覚は、
舌やのどなどの表面にある「味蕾」という
小さな器官によりキャッチされます。

ポイントとして、
一つの味蕾が五つの基本味をキャッチするのではなく、

甘味を感じる味覚・酸味を感じる味蕾と言ったように、

それぞれ単独で存在しています。

そこに新たに油脂の味をキャッチする味蕾があるという事なんです!

油脂が味覚に与える役割として、
①味を"まるく"する(苦味をやわらげる)
②食品の"コク"に関係する

が挙げられます。

まだまだ研究の余地がある内容ですが、
もし第6の味覚として認められれれば、
「油味」「脂味」として表現されるのでしょうか⁈

今後の発表が気になりますね^_^

10月に入りました!!ハロウィンに向けてとにかくかぼちゃを食べまくろう♪♪

 

皆さ〜ん!!食欲の秋ですよ〜!!

とりあえず暇があれば、美味しいもの食べて美味しい時間を過ごしましょう笑

そして、せっかく楽しむ食事だから体にウレシい食べ方ができればいう事なしですよね^-^

 

さて、今回はハロウィンに向けてかぼちゃシリーズ第1弾です。

 

まずは栄養学的な話から、

 

①β-カロテン:がん予防(抗酸化作用)

②ビタミンE:日焼け・しみ予防、ホルモン調整(アンチエイジング)

③リノール酸(種):コレステロール値上昇抑制

 

特に②のビタミンEの効果をさらに高めるには油を使った料理がオススメです。

ビタミンEは脂溶性ビタミンのため吸収率が上がるためです。

油で調理するのがオススメと言っても体内の脂質だけでも吸収できることがわかっているので使いすぎには注意してくださいね。

 

そこでオススメなのがピクルスです♪

かぼちゃの栄養素を効率よく吸収できて、一緒に旬の味覚も楽しめて、

お酒の相性も最高⁉︎

 

 

ピクルスに使うお酢はかぼちゃに比較的多く含まれるカルシウムの吸収率を高めてくれる効果が期待できます。

骨や歯の形成に必要不可欠なカルシウムは日本人にとって慢性的な摂取不足なので

賢くしっかり摂っちゃいましょう!!

他にも好きな野菜を入れるのももちろんですが、

旬の果物を入れても美味しい発見があること間違いなしです♪

 

↑↑↑写真のように秋が旬のイチジクやプルーンのピクルスは一押しですよ^-^

果物を使えば砂糖を使う量が減らせるのもウレシいポイントです。

 

そして食べる時に適量のオリーブオイルをかけて食べれば完璧です♪

前菜にオススメの食べ方ですが、朝食にもいいですよね^-^

白ワインや果実酒との相性もバツグン!!

 

お楽しみあれ〜〜

食欲の秋ですね♪今回は秋に美味しくなるなすについてですが、なすの旬っていつなんでしょうか??もちろん体にウレシい情報もお届けします!!

 

まずは、体にウレシい栄養のお話から^-^

 

①ナスニン:動脈硬化予防、眼精疲労回復

②カリウム:利尿作用

 

①のナスニンは、紫色のなすに含まれるポリフェノールの1種です。

その強い抗酸化作用は、ガンの原因となる活性酸素の発生を抑制する効果や血管にコレステロールが溜まるのを防ぎ動脈硬化を防いでくれる働きも期待できます。

また、ナスニンはブルーベリーと同じアントシアニン系色素なので目の疲労や視力回復効果も期待できます。

 

②のカリウムは、きゅうりが代表されるように利尿作用によって体の余分な熱を取って体を冷やしてくれる作用があります。秋は体温調整が難しい季節ですが、天気の良い日でほてった体に空調で外側から冷やすのではなく、なすを食べて内側から冷ましてみてはいかがでしょうか^-^

 

さて、旬のお話ですが、

これは2年前に書いたトマトの旬は3つある事と同じ考え方をするとしっくりきます。

 

ちなみにどんな事を書いたかというと↓↓↓

 

①甘いトマトの旬:1~3月。 理由:気温の寒暖差と低温が強い甘みをもたらしてくれます。
②沢山食べられるトマトの旬:6~8月。 理由:一番沢山採れる。安い。
③旨いトマトの旬:9~10月。 理由:気温の寒暖差によって旨味成分のアミノ酸が増える。

 

なので秋に採れるなすは旨味が強く、そして香りも良くなります♪

ちなみにそんな秋なすをもっと美味しく食べるオススメのひと手間があります!

 

それは干しなす。

 

写真のように好みの厚さに切っておいてから天日で2〜3時間干すだけで、

グッと旨味がアップします♪

シンプルに焼いたり揚げたりするのが一番ですが、

味にクセのない野菜なのでどんな料理にも合いますよね^-^

 

干しなす、ぜひ試してみてください!!

 

 

 

GWを目前に控えて夏に美味しい食材が続々と登場してきます♪味覚にも体にも美味しくやさしい食べ合わせのお話です。

 

これまでのブログで食べ合わせによる様々な効果を紹介してきましたが、

改めて整理してみたいと思います。

 

①相乗効果:食材同士の効果が倍以上に活かされる

②相加効果:食材同士が持つ効果が足し算される

③相殺効果:どちらか一方、あるいはお互いの効果を失う

 

ここでポイントなのは、体にとってプラスになる①相乗効果と②相加効果については一度の食事のうちに摂る。マイナスになる③相殺効果は一度の食事で取らないようにすることになります。

 

それぞれ例を挙げてみます。

 

①相乗効果:桃+ヨーグルト(桃の食物繊維とヨーグルトの乳酸菌による整腸作用)

②相加効果:アスパラガス+わかめ(疲労回復に効果が期待できるアスパラガスのアスパラギン酸の効果をわかめのヌルヌル成分のアルギン酸が高める)

③相殺効果:きゅうり+トマト(きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素がトマトのビタミンCを破壊)

 

特に③の相殺効果については食べ合わせをしてはいけないんだと考えるより一度の食事に食べないように注意すればいいかと思います。せっかく食べるんですから美味しく食べて栄養の効果も最大限に活かしたいですよね♪

 

そして冒頭の写真にあるスイカと鰻の食べ合わせ。

これは多くの人が知る食べ合わせてはいけない組み合わせの代表例ですが、皆さんはこの食べ合わせがなぜダメなのかきちんと理由を理解していますでしょうか??

 

スイカに含まれる水分と鰻の油分はそもそも混ざらない物質で冷えたスイカの水分によって胃酸が薄まり鰻の油分の消化不良を起こしてしまうためなんですね。

これによって体が必要以上に冷えてしまったり下痢や嘔吐を引き起こしてしまう可能性があります。

 

あと数日でGW突入です♪

お出かけを予定されている方やご自宅でゆっくりされる方、海外に旅行される方、普通に仕事・・・(僕は仕事です笑)など過ごし方は様々ですが美味しく食べる食事なんだから体にやさしい食べわせにも少し気を使ってみるきっかけになればと思います^-^

 

一年を通して楽しめる南国のフルーツ『パイナップル』。葉っぱの形にはちゃんとした理由があるんです。

 

バナナと並ぶとてもポピュラーなトロピカルフルーツ。

豊富に含まれる栄養素の効果は皆さんご存知でしょうか⁉️

 

①ブロメリン(タンパク質分解酵素):消化吸収促進

②クエン酸:疲労回復

③食物繊維:便秘改善

 

特に①のブロメリンパイナップル特有の成分でお肉やお魚を食べた後や料理に活用するとタンパク質を分解する作用により効率のよい消化吸収効果が期待できます。

また、炎症を鎮めたり腸内の有害物質を分解してくれる作用も期待できるため下痢や消化不良にも効果があるそうです。

 

ちなみにこのブロメリンは熱にとても弱いためできるだけ生で食べることをオススメします。缶詰やゼリーのパイナップルは衛生の理由上加熱をしているため効果は期待できませんのでご注意くださいね。

 

 

そして最後にサブテーマに書いた葉っぱの形の理由。

パイナップルは熱帯性植物で雨の少ない乾期でも成長をするために雨水を貯めておく必要があるためこのような形になっているんです。

スーパーなどで丸のまま葉付きで買われた時は上から水をかけてみてください。

へ〜そういうことね!って思うこと間違いなしです^-^

手軽さから毎日食べたいものだから毎日体にウレシい果物であって欲しいと願う人は多いはずです。”知らずに食べるから知って食べる”へ

 

まず、ほとんどの日本人が勘違いしているであろうバナナネタから^-^

僕たちは普段食べているバナナはフィリピン産が主流ですが、世界で一番の生産国はフィリピンではないんです。

 

①インド

②中国

③フィリピン

 

バナナを生産している国は100以上ありますが、この3カ国だけで世界の生産量の約半分を占めます。日本で見かけない理由としてはインドと中国がほとんどを自国で消費している事と日本がメインの輸出国ではない事が挙げられます。

ちなみに日本のバナナ輸入量の約9割がフィリピン産です。

 

普段目にする果物の中でバナナが一番ポピュラーだと思いますが、

そのバナナには体にウレシい栄養素がぎっしり入っています♪

 

①エネルギー豊富:バナナ2本分でご飯1杯分

②カリウム:血圧安定

③マグネシウム:代謝促進・ストレス軽減

 

バナナはアスリートが試合中によく食べている果物の一つですが、これはバナナに含まれている糖質が即効性のものから持続性のものまでバランスよく含まれているためになります。サッとエネルギーになってそこからジワジワと持続してくれるんですね♪

 

そして③のマグネシウムはミネラルの1種ですが、バナナには身近な果物・野菜の中でも特に豊富に含まれています。

 

マグネシウム別名”抗ストレスミネラル”と呼ばれ、不足するとイライラが増してストレスが溜まってしまいます。気分を落ち着かせる目的でもバナナには効果が期待できます。また、僕たちの体内の新陳代謝に関わる約300種類の酵素の反応に関わっているためせっかく摂取した栄養素を効率よく体に機能させる意味でもとても重要な役割を持っているんです。

 

ちなみに数年前から都内の地下鉄駅構内やスポーツジムなどにバナナの自動販売機があるそうです。僕はまだ一度も見かけたことはありませんが皆さんはありますでしょうか??

忙しい毎日を送る現代人の朝食や手軽なエネルギーチャージに一度試してみる価値アリですよね♪

 

 

 

普段当たり前のように食べるフルーツ『バナナ』。果物ではなくて実は野菜!?

 

今回の記事は世間話のネタになればいいかなって感じでゆる〜く書きます笑

ちなみに上の写真はバナナの花です。いかにも南国って感じの色ですよね⁉️

また普段僕たちが知っているバナナの色は緑や黄色ですが、実はピンク・紫・赤と

品種によって様々なんです。果肉が白というのは共通しています。

 

 

そのバナナ。実は植物学上では野菜として分類されます。

詳しく掘り下げて行く前に2つのキーワードから、

 

①野菜的果実:植物学上は野菜で分類上は果物(草からできる)

②果物的野菜:植物学上は果物で分類上は野菜(木からできる)

 

①はバナナ・いちご・スイカ・メロン・パイナップルなどが代表的です。

②はアボカド・ドラゴンフルーツ・栗などが代表的です。

 

でもバナナは①の野菜的果実(草からできて果物として分類)と書きましたがよくバナナの木って聞きますよね。

木のように見えますが実はこれは木でなく葉っぱが何層にも重なったでっかい草なんです^-^ほぼ木のようなものですけどね笑

ちなみに一般的な木と草を区別する定義は”年輪が形成されるかされないか”だそうです。

 

これらの分類・認識はあくまでも定義付けされたものに限った話なので何が正しいというわけではありませんのでその点はご注意くださいませ。

正直この記事を読んでくださった方のほとんどが『へ〜〜・・・、まぁどっちでもいいでしょ』と思うはず笑

 

ゆる〜いコーヒータイムとかにネタのひとつにも使って頂けたら幸いです♪

次回は真面目なバナナの記事を書きますのでお楽しみに!!

ドライプルーン好きな方必読!!実は種の周りが一番味わい深いんです♪

 

今回は僕も大好きなドライプルーンのお話です。

生のプルーンは旬が7〜9月頃ですが、ドライプルーンは一年を通して楽しめる

嬉しいフルーツですよね^-^

優しい甘さと独特の食感のハマっている方も多いはずです♪

 

手軽に手に入るものですが、ぜひ種付きをオススメします。

種無しは食べやすいしゴミが出ないのでそれはそれでアリなんですが、

種の周りに密集している食物繊維やその他の栄養素がごっそり取れてしまっているので野菜ソムリエとしてはなんとももったいない気持ちになってしまうんです・・・

 

そして体にウレシい栄養素としては、

 

①鉄分:貧血予防

②カルシムウム:ストレス解消・骨粗鬆症予防

③食物繊維:便秘解消・生活習慣病予防

 

がありますが、①の鉄分の吸収率について詳しくお話します。

まず、鉄分は体に入ると血流に乗って酸素を運びその結果貧血を予防してくれる効果のあるミネラルです。

 

また、男性より女性に対してより必要な栄養素と言われている理由は、

成人男性の体内に2〜5g存在しているのに対して女性はその約70%しかないためです。そして鉄分の平均吸収率は8〜20%しかないので少しでも吸収率をあげる食べ合わせが必要です。

 

鉄分の吸収率を高めるにはビタミンCを多く含む食材と一緒に食べることがオススメです。ドライプルーンを食べながらオレンジジュースを飲むのが一番手軽かもしれません。

またタンパク質を多く含むものも同じ効果が期待できます。乳製品に絞って挙げればヨーグルトに入れたりプリンと一緒に食べるといつものデザートがちょっとリッチになりますね♪