「曖昧なニュアンスで君とコネクトする」



私たちは「かもしれない」「的な」「みたいな」「なんか」という言葉を多用する



ひとと違うことが怖いから



空気を読まないことが怖いから



「複雑な価値観を限界まで壊して」



誰かとつながっていようとする



寂しいことがいやだから



自由という対価を差し出していた、古い地縁血縁の農村型コミュニティから飛び出して



都市型コミュニティへ向かった私たちが手に入れたのは、孤立感



どっちにしてもうまく生きれないなんて、人間は空しい生き物だな



「人なんだからもっと 可笑しい楽しい嬉しい愛しい



「それでも人だから 寂しい悲しい空しい卑しい」



人のふり幅は大きい



透明にはなれない




レミオロメン4THアルバム『風のクロマ』収録「透明