別々の車で向かい

駐車場に着いたら

連絡優先1位のイトコに

内視鏡検査が終わって

これから先生の説明だと

電話が来たらしい。

 

 

 

 

すごいタイミング。

 

母方の祖母の

更新手続きしに

来ただけなのに。

 

 

とりあえずふじ子と

病室入ってみると

いつもの調子の父がいた。

 

 

思い出すね・・

 

母が入院してたフロア、

しかも心臓止まったあと

安置された部屋と同じ作り。

 

 

 

ヒゲがあり

飄々とした態度の

主治医が来た。

 

 

慌てたらしく

佐々木ユタカさん

って書いてあった。

 

先生が目の前で訂正。

 

 

そして説明

 

大腸におそらくガンがあって

そこに便が詰まり

盲腸が刺激されて痛んだ

という流れのようだと

説明された。

 

 

 

泌尿器科の様子見を

飛び越えて大腸がん発覚。

 


ほんとお父さんって

脱腸とか痔とかシモ多い。


 

おそらくというのは

病理検査の結果は

まだ出ていないけど、

内視鏡で見た感じ

もうガンっぽいので

明日にでも詰まりとその部分を

取りのぞく手術しましょう

と言われる急展開。

 

 

私が同意書書くことに。

 

初めて書いた。

 

 

あ・・がんってことは

保険会社にも言わないとだ。

 

高額医療費制度申請も。

 

 

去年から手続きばかりで

すぐ気づくようになった。

 

母のおかげで父の保険も

把握できてたしね。

 

 

 

私「保険もだね」

 

父「んだな、頼むど」

 

私「わかった」

 

父「お父さん別に使わねぇし

アヤもらえばいいんだ」

 

急にかっこつける父。

 

私「いや私貰うっつっても

受取人お父さんだから。

私もらうとなんか・・

あれみたいじゃん」

 

この状況で言えないけど

死亡保険的な?

 

父「?いらねぇのか?」

 

私「そういうわけじゃなくてさ

とにかくお父さんもらってよ」

 

父「うん?」

 

 

 

イトコ

「・・え?

2人とも金いらないの?」

 

 

「そういう意味じゃねぇから。受取人お父さんだしあれみたいだから遠慮してるだけだから。」

 

 

屈託のない顔で

んじゃ俺欲しいと

言わんばかりに聞ける図太さ、

すげぇわマジで。

 

父に遠慮しながら

ツッコミ疲れた。

 

 

 

原因がわかれば

あとは手術するだけ

と思う父なので安堵の空気。

 

 

 

安心して

スマホ手に取ったけど

何回もタップしている。

 

 

なんで画面動かない?

なんか見たことある画面・・

 

 

私「あ、ごめん

充電ないから

お父さんのスマホ抜いて

私のスマホさしてたわ

それ私の」

 

父「あ、なんだべや!」

 

 

 

私がツボった。

 

図々しくてごめん。

 

 

看護師さんに

同意書を持っていったら

「え?明日手術?

あ・・そうなんだ・・」と

ったくあのやろう

聞いてないけど感

がすごかった。

 

 

手術室のスケジュールに

入れられたら明日、

もし万が一ダメなら明後日。

 

 

とりあえず解散。

 

21時帰宅。