とうとう手術か・・
緊張したからか
主治医の先生に
「緊張しますね」
「痛いですか」
と言ってみたら
「大丈夫ですよお〜！」
「抜歯よりもラクだった
という患者さんもいます！」
と明るく答えてくれた。
先生「手術はしっかり
私とＹ田先生で
サポートしますから！
抜歯して歯ぐきの
悪い状態の部分を
こしょこしょっと
削り取って
私「え？」
抜歯とネジ埋める間に
もうひとつぶっ込んだ？
歯ぐき削り取るってさ。
私「ううう（鳥肌）」
先生「大丈夫ですっ！」
でも去年からずっと
憂鬱だったけど
手術日までの１ヶ月、
花見もジェラートも縁日も
「あー手術かー」
と気は重いものの
まったく怖くなく過ごした。
しんぺい母が
恒例で手術を何度も
頑張ってるのも
励みになった。
４／２３手術当日
手術という言葉に
ビビったしんぺいが
心配して送ってくれた。
病院入ったらすぐ
受付の天然の女性が
（主治医のお母さん）
だいじょおぶっ！
と言ってくれた。
同じテンションで
元気もらえる。
早速待合室で
痛み止めと
抗生物質を渡され
あらかじめ服用。
手術するんだ・・
とうとう今日だ・・
・・・
・・・
もっと歯医者側も
緊張感あるのかと
思ってたけど
いつものように
時間過ぎても待たされた。
やっと呼ばれて
歯ぐき表面の麻酔。
続いてＹ田先生がきて
麻酔を打つことに。
表面の麻酔ってすごい
全然痛くない
けどそんな裏（上顎？）
まで打つのか・・
さすがインプラント。
主治医の先生がきて
仮歯取って歯の根っこを
抜歯する作業に入った。
メリメリっとね。
麻酔でわからないけど
引っ張られ押され砕かれ
ようやく抜けて
なんか歯ぐきこする感覚、
おそらく削ってるんだろう。
まったく痛くない。
麻酔という守護神ついてる。
ここまでは
歯の神経抜く治療に
近いものがあったけど
ネジを埋める作業に移る。
だいぶ待たされた。
器具（機具？）の袋を
たくさん開ける音がしたし
手術用のこれを顔にかけられた。
とにかく滅菌のもので
準備を万端にしている。
先生方も手術用の服を着たっぽい。
穴開けてネジ入れる。
歯の差し歯入れるのと
何も変わらない感覚。
でも先生２人が両脇固めて
作業と確認に夢中だから
ちょいちょい水と唾の吸引
忘れられて面白かった。
普段やらないもんね
歯科衛生士さんや助手さんて
本当に大切な存在だな
とか考える余裕があった。
第二部は
大きなインパクトもなく
手術は無事終了した。
言う通り抜歯が１番
大変な作業だったかも。
主治医
「アヤさん安心してください
ばっちり入りました！」
Ｙ田先生
「嫉妬するくらい
上手に入ってました」
ハハハ・・
フフフ・・
和やかに締めくくられる。
最後にＹ田先生が
どこの歯医者行っても
把握できるように
入れたネジの品番書かれた
保証書（パスポート）渡された。
終わった・・
違和感はあるけど
全然痛みではない。
椅子からおりて
治療器具置いてある台見た。
あー血まみれの脱脂綿だ。
じゃない
歯の根っこだ。
私「これ歯ですか？」
衛生士さん
「はいっ！
持って帰られます！？」
私「え？は、はい・・」
血まみれの根っこ
そのテンションで
よく聞けたね？
お会計は
何度も２５万だからねと
（手術代のみ）
言われてたので
しっかり持ってきた。
受付
「アヤちゃんっ！
どうだった！？
でしょ〜先生腕がいいの！
２７５０００円です！」
私「あれっ！？」
消費税分も足して
言ってもらえると
助かるんですが。
カバンの中
かき集めて支払う。
私「んっ！？
保証書の私の生年月日
平成３０年１１月１日に
なってますー！！」
Ｙ田先生も
気が抜けたんだろうか。
歯医者出た。
しんぺい待ってた
ありがとう。
ぺ「あたん！
Ｓ藤（からかい要因）に
彼女できたってラインきた！
見てみろ！！」
私「マージで！！？」
ライン：Ｓ藤
かわいい彼女ができました
（２ショット）
ぺ「びっくりしたー
あいつどこで知り合ったんだ」
私「・・・」
ぺ「なんかなあ
合わない気がするんだよな」
私「・・これ
オメーの次女だよ」
ぺ「えっ！？」
Ｓ藤さんと次女ちゃん
偶然出会ったらしく
しんぺいからかうつもりで
ラインしたらしい。
私「衝撃すげーわ
手術の余韻も飛んだわ」
ぺ「ごめん・・
くっそぶっ殺すって
返事しておいて」
という半年憂うつだった
手術が終わった日。
夢の跡のカケラ
そんな細かな破片まで。
笑ってしまった。
ありがとうございました。