グアテマラのアーティストが、メキシコで「骸骨」を探す理由
今回のメキシコ旅行は、僕にとってただの旅行ではありませんでした。僕はグアテマラ出身のアーティスト、TOKEBIです。昔から「骸骨(スカル)」を自分の作品の重要なモチーフとして描いてきました。だから今回メキシコを訪れた大きな目的のひとつは、古代メソアメリカ文明の遺物を自分の目で見ることでした。👇👇メキシコには、メソアメリカの古代文明が残した素晴らしい遺物が数多く保存されています。石彫、土器、神々の姿、動物、幾何学模様、そして骸骨。博物館でそれらを実際に見ていると、時々とても不思議な感覚になります。「この形……自分が描いているものと、どこか似ている。」もちろん、古代の作品をそのままコピーしたいわけではありません。僕が興味を持っているのは、その奥にある「視覚言語」です。線の使い方。形の単純化。反復する模様。象徴。そして、死を表現する方法。特に興味深いのは、メキシコ文化における骸骨の存在です。骸骨は必ずしも「恐怖」や「暗闇」だけを意味するものではありません。死と同時に生命を語り、祖先や記憶、時間、そして人間と死との関係を表すこともあります。僕にとっても、骸骨は単なるホラーのアイコンではありません。だから旅をしながら、観察する。写真を撮る。模様を記録する。歴史を調べる。そして、それを頭の中に持ち帰ります。古代の遺物↓観察↓研究↓自分なりの解釈↓新しいTOKEBIの作品 💀僕はグアテマラで生まれ、韓国でも数年間暮らし、アメリカでも生活しました。そのため、自分の作品には自然といろいろな文化の影響が混ざっています。メソアメリカの古代文化、韓国やアジアで見たビジュアル、アメリカのLowbrowやアンダーグラウンド・アート、サイケデリック、SF。そして、その中心にはいつも骸骨があります。今回のメキシコ旅行では、自分が生まれた地域でもある「メソアメリカ」という文化圏を、もう一度深く見つめることができました。何百年、何千年も前に作られた形を見て、それをそのまま再現するのではなく、自分の中で消化して、新しい作品へ変えていく。Ancient artifact → Modern skull.過去をコピーするのではなく、過去と対話しながら新しいものを作る。これから少しずつ、その過程もここに記録していこうと思います。— TOKEBIGuatemalan Artist / Illustrator