はじまりは、よくあるLINEじゃなかった。

こんにちは。
今日は、私がMLM(ネットワークビジネス)の世界に少しずつ近づいていく、“最初のきっかけ”について書こうと思います。
MLMって、よくあるんですよね。
「中学の同級生から急に連絡が来た」とか
「高校の先輩に“いい話ある”ってカフェに呼び出された」とか。
私も最初は、そういうパターンで人が巻き込まれていくんだろうな〜って思ってました。
でも、私の場合はちょっと違いました。
きっかけは、なんと自分の住んでるマンションのエレベーター。
いつも通りの日常から、すべてが始まりました。

マンションのエレベーターで、何気ない出会い
当時、大阪で一人暮らしをしていた私は、ある日マンションのエレベーターで1人の男性と一緒になりました。
そのマンションはオートロック付きで、エレベーターには基本的に住人か、誰かに連れてこられた人しか入れない構造。
だから、自然と「この人も住んでる人なんだな」と思っていました。
彼は気さくで、
「何階なんですか?」
「意外とこのマンション、住人同士って関わらないですよね〜」なんて、軽い世間話をしてきて。
私もそれに対して、つい返事をしてしまったんです。
「まあ、知り合いがいたほうが安心かも」って思ったから。
LINEくらいなら…の“気のゆるみ”
会話はたった数分。
でも、降りる直前に「また話せたらうれしいし、連絡先教えてよ」と言われて、
私は迷いながらも、「まあLINEくらいならいいか」と思って教えてしまいました。
もちろんこの時点では、ビジネスの話なんて一切なし。
恋愛の雰囲気もなくて、ほんとにただの雑談の延長。
「感じのいい人だな〜」くらいにしか思ってなかった。

連絡のやりとりもごく普通
LINEも、あいさつや軽い雑談がほとんど。
たまに「今度ご飯でもどうですか?」くらいの内容はあったけど、
それも変な押し付け感もなくて、本当にフラットでした。
この時点で、何かに勧誘されるような空気はゼロ。
むしろ、「たまたま良い知り合いができたかも」くらいに思ってた。

今、思うこと
でも、今になって思うのは、
彼は決して悪い人じゃなかった。
むしろ、彼も**“信じてしまっていた人”**だったんだと思います。
MLMの世界って、「自分は人を幸せにしてる」と心の底から信じてる人が多くて、
だからこそ悪気なく、人に声をかけてしまう。
それが正しいって、本気で思い込んでしまってる。
彼も、きっとそうだったんだと思う。
つまり、私と同じ“洗脳されてた側”だったんです。