日本に帰国する最終日。

仲良くしてくれていた友達たちと、

さよならを兼ねてビーチに行ったり、

ささやかなパーティをしたり――

砂場にビール置いて写真撮ってみたり✨

🇦🇺に行って、ビール飲めるようになったんだあー

日本のビールは濃いね!なんか、濃い!笑



楽しかった。

寂しかった。

でも、感謝の気持ちでいっぱいの、そんな夜だった。


その時の様子をInstagramのストーリーにあげようとして、

ふと手が止まった。


彼だけ、非表示にした。


悪気はなかった。

やましいことも何もしてない。

ただ、彼がまためんどくさくなるのが嫌だった。

男友達が映っていたし、説明するのも億劫で…。


なのにその数時間後、

彼の元カノのアカウントが、ストーリーを見にきていた。


「うわ、見られてる」

そう思った瞬間、嫌な予感が走った。


その直後、

LINEが未読のまま、インスタもブロックされていた。


なにが起きてるのかわからなくて、

パニックになりながら共通の友人に連絡を取った。


「○○と連絡取れる?」

「何してるか、聞いてもらっていい?」

「返事くれって伝えてくれない?」


だけど返ってくるのは、

はぐらかすような返事か、

見なかったフリみたいな既読スルーばかり。


きっと、彼自身が答えないのを、

周りも感じ取ってたんだろう。


私には、

なにも届かなかった。


結局その夜、

彼からの返信は二度と来なかった。


ブロックの理由も、

気持ちの変化も、

なにも聞かせてもらえないまま、

私は勝手に切り捨てられた。








※次回:「信じてたのに、バイバイすら言ってもらえなかった私の気持ち。」

→ 本気だった気持ちが、あっさり“無かったこと”にされる苦しさ。