私は、16時までの時短勤務を選んでいました。


「時短」と聞くと、

少し楽そうに見えるかもしれません。


でも実際は、

やることが減るわけではありませんでした。


仕事の目標は、

フルタイムの頃と同じ。


ただ、

使える時間だけが短い。


その分、

生産性を上げることを

常に求められていました。


限られた時間で結果を出す。

周りに迷惑をかけない。


仕事中はいつも、

頭のどこかが張りつめていました。


16時が近づくと、

終わらせたい仕事を整理しながら、

同時に「帰る準備」を始めます。


みんながまだ仕事をしている中で、

「お疲れ様です」と言って

先に席を立つのも、正直気まずかった。


申し訳なさと、後ろめたさと、

それでも帰らなきゃいけない現実。


その感覚は、時短勤務をしている間、

ずっと変わりませんでした。


16時に仕事が終わっても、

そこで一息つけるわけじゃありません。


保育園と学童保育に迎えに行って、

家に着く頃には17時を過ぎている。


そこから夕飯の準備、

宿題の声かけ、

お風呂の段取り。


夕方は、毎日が時間との戦いでした。


一度、職場で独身の同期に、

「もう帰るの?いいなー、私も早く帰りたい」

と言葉をかけられたことがありました。

その時は、

いろいろな感情でぐちゃぐちゃになって、

「えー、帰ってからの方が忙しいよー」と

笑って言うことしかできませんでした。


悪気がないのは分かっています。

でも、一生忘れないであろう出来事です。


時短勤務は、やることは変わらないのに、

時短にした分、給料はきちんと下がる。


楽をしているわけじゃない。

むしろ、限られた時間の中で

より詰め込んで働いている感覚でした。


それでも、生活を回すためには

この働き方を選ぶしかなかった。


いろんなモヤモヤを抱えたまま日々をこなし、

私は働き続けていました。


話は戻りますが、先ほど登場した独身の同期も

今では一児の母になっています。


彼女が第一子を産んで復帰した時、

ちょうど私が退職してしまったので

あまり話はできていませんが、

彼女がいまどういう気持ちで働いてるかは、

少し気になるところではあります。