求婚した。

急な話ではあるが。

英語で言うところのプロポーズ。







現在の私の地位は、貴族だ。


モテる男となれば、大抵貴族だと思って間違いない。
おおむね私の友人もそうだが。
この地位をまだ楽しむ気でいたのだが、突然気が変わったのか、と。
とりあえず聞いてくれ。




場所は海辺のホテルである。
相手は小、中学校の同級生だったNさん。
なんと、私MR.Gの初恋の相手であるよ。


・・・たぶん読む人が読むとばれちゃうけど、いいか。


中学卒業してからだから、15年以上会ってなかった。
まぁ偶然出会ったとかそんなところだ。

そういや5,6年前に、BONJOVIのコンサートチケットを買おうとして朝の4時からチケット売り場前に並んでいた時会ったような気がしなくもない。


そのくらいの相手。
久しぶりに再会して、ボチボチ愛を育んでいたとかいった感じで。
で、一緒に旅行するに至ったわけだ。



私、この時点でこの旅行は求婚のため、と決めていたわけ。



で、決戦は二日目の朝。

私は少し遅く起きたため、彼女はもういなかった。

海辺のホテルらしく、歩いてすぐホテルが管理運営している浜辺がある。

彼女はそこで子供たちと遊んでいた。

ちょっと面白い服を着ていた。
いい例えが見つからないけど、インドの衣装、サリーみたいな感じ。


もう神秘的感が尋常じゃないわけで


しばらくボーっと見ていた。
というより、ボーっとせざるを得ない。
これから求婚しようなどという、人生の一大事であることを完全に忘れてしまった。


何秒、何分経ったのか、彼女が私に気づいて声をかけてきた。
やっと我に返り、彼女のところまで行く。


ウーム、我が彼女ながら、何という美しさか。


しばらく彼女の目を見つめる。
「どうしたの?」
彼女が声をかけてくるが、こちらは声が出ない。
目を見たり、そらしたり、一向に肝心の行動に移せない。

意を決して、彼女の手を握った。
















































というところで目が覚めたわけだが。


よく夢で見ると、その女の子が好きになっちゃうとか言うよなー・・・。
高校の時に、クラスで特に意識したこともないような女の子の夢を見たわけで。
好きになったな~、その子。
杉山とか、石渡とか、そんな名前だった気がするけど、本当に全く全然名前思い出せないや、ハハハッ!




しかし、本当に初恋の子なんだけど、15年以上会ってないわけで、そりゃ私だって貴族生活が長いこともあるけど、色々な人と出会ってきたわけでね。
なぜ今更Nさんなんだろうなー・・・。




ああ、ちなみに私の普段の夢といえば、エイリアンが地球に侵略してきて大変!とか、FBIの特殊部隊(俗に言うHRT)に入ってテロと戦うとか、期限付きの超能力を手に入れて悪と戦うとか、実に職業病らしい夢を大変見るわけだ。



そんなわけで、ナイスな夢の余韻で2~3日は実に心地よい気分で過ごせることとなった。




Nさん元気かな~・・・