体験談だぜー | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
最近、作者の身に起こったキュンッを
短編にしてみました
みるきーが私目線なのでお願いします
それではどうぞ



「はぁ...最悪」

最近は何も上手く行かない
バイトでは昇格したから
リーダーとしての責任が増え
家では親が喧嘩している

しんどい...寝よ

なんてtweetして意味あんのか
まぁええわホンマに寝よ

バイト先から自転車で帰ると
家の前に大きなバイクが
止まっていた

「あれって...

あ、百や」

「お、美優紀おつー」

バイクに跨っていたのは
木下百
私の元カレ
多分一番好きやった人

「なんか用?」

「いやぁ暇やから来た」

「なんやそれ
私は暇ちゃうから
じゃ...」

「美優紀」

「なに...うわっ!
いったぁ...なんで投げるんよ」

「早く被れって」

「はぁ?今からどっか行くん?」

「暇やろ?」

「アンタと一緒にせんとって」

「寝よ言うてたやん」

「...」

「ほらええから」

「はぁ...事故ったらぶん殴る」

「怖っ...」

バイクが走り出すと
夜の寒さが体中に染みる

「寒いかぁー?」

「当たり前やんか」

「あ、それはまずい」

キィーッ

「よっ、ほれ上着」

「ええって百、風邪ひくで」

「ええの俺は基礎体温高いから」

「子供か」

「いつまでも純粋やからね」

「不純物」

「はぁ?可愛くないなぁ」

「もぉええや
ほら出発」

「はいはい」

「あ、タイムちゃんと
抱きつきましょ」

「え、ちょっと...うわっ」

「わーいいねー
カップ数上がった?」

「うっさいわアホっ///」

「照れんなよ可愛いなぁ」

「ちゃらい」

「美優紀ちゃーん」

「もーなんでもいいから
早く帰りたい」

「んーんーんっ」

「はぁ...」

でも久しぶりやな
バイクの後ろ
昔はよく乗ってたっけ
匂いもええ匂いやもんな
嫌なことあったけど
でもちょっと...

「美優紀ー!!」

「んー!」

「見てみろー!」

「なによ...あっ」

周りを見ると
イルミネーションが輝いていた

「キレイ...」

「元気でたー?」

「え」

「何かしんどいとか言うてたし
最近、写真とか見ても
笑ってへんしなぁ」

「...」

「イルミネーション見たいとか
付き合ってた頃言うてたし
どーや」

「...百、ありがと」

「んー」



「じゃあおやすみ」

「百、今日はありがとう」

「行く時と態度ちゃう」

「そりゃ急やったから」

「ハハッサプラーイズ」

「腹立つ...」

「怒んなって
あ、やべ連れ待たしてるんやった
じゃーな」

ポンポンッ

「むっ...子供扱い」

「俺からしたら子供やからな
じゃあな美優紀
愛してるよーん」

「チャラいってば」

「ハハッまたなぁー」

ブーンブンッ

「はぁ...ずるいな
嫌いになられんねんだから」