教育の本質とは?
VUCA時代だからこそ、【自律】を大切にする。
自律とは自分で考え、判断し、行動できるようになること。
学校の最上位の目的は何か?
最上位目的:子供たちに社会で生きていく力を身につけてもらうこと
全ての教育の手段や戦術は、この最上位目的に沿って議論、検討されなければいけない。
経済協力開発機構(OECD)が定めた教育指針
ラーニングフレームワーク・・・
①責任ある行動を取る力
②対立やジレンマを克服する力(共通の目的での合意形成能力)
③新たな価値を創造する力(相反する課題を新たな仕組みや技術を生み出すことによって解決する力)
OECDはこれら3つの能力を鍛え上げていくのに、最も重要なことが
当事者意識
と記載しております。
その際に重要な二つの環境設定
①心理的安全性
②メタ認知能力
著者が思う2つの教育の究極的なゴール
①学び ②幸せ
すなわち子供たちの脳を
①【率先して自分を成長させられる脳】
かつ
②【率先して幸せな状態を作ることができる脳】
に育てることだと考えています。
言われたことをこなして褒められる体験、経験を何度も何度も繰り返すうちに
脳はその受動的なパターンを認知しパターン学習してしまいます。
【言われたことだけやっていた方が心地よい】
【冒険することは良くないこと】
と判断してしまうのである。
当事者として問題意識やワクワク感を持って取り組むからこそ
チャレンジ精神のようなドーパミン性モチベーションが生まれる。
ノルアドレナリン性のモチベーションが過剰に分泌されてしまうと
攻撃的になったり、パニックになったりと、逆に脳のパフォーマンスが
下がり、長期的に良い結果になりません。
3つの言葉がけ
①どうしたの?
②何があったの?
③何を支援して欲しいの?(何か助けになれるかな?)
自己肯定感とは自分は自分でいいんだ。という自分にOKを出す感覚であるからです。
自己肯定感が高まるのは自分が決定する機会を増やすこと。自己決定感です。
君はどうしたいの?
何がしたいの?
最後は自分に決めさせることがすごく重要です。
大人が叱ると、子供は自分の成長ではなく、ノルアドレナリン性のモチベーションが分泌されて、【この状態から早く脱出したい】という目的になり、成長に向かない行動を導き出してしまうのです。
理想を掲げることは非常に重要ですが、理想に近くづための【技術】をセットで伝えてあげなければいけません。
失敗してもいいんだよ。という雰囲気づくりは、まずは自分が失敗体験を話すことである。