西島秀俊主演作「CUT」鑑賞 | コンタクトしたら二重になります

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佐渡未来(さわたりみき)オフィシャルブログ
~自称多面体女子!!お笑いとラーメンとロックをこよなく愛す、IT好き女の気まぐれ日記~

観てきました!!!!

初シネマート新宿。
ちょいマイナー映画、あまり商業映画じゃない作品がやってるとこですね。
久々にアツく書かせていただきます。




あらすじとしては、「映画は真に娯楽であり、芸術である!」と拡声器片手に叫び、古いマンションの屋上で名画の自主上映会を開くシーンからスタートする。映画監督をめざずがずっと成功しない秀二(西島)は、、死んだ兄の残した借金を返済するために“殴られ屋”を始め、今までの自分の生き方と、自分の人生をかけた映画のためにどんなにフルボッコになっても立ち向かっていく姿を描いた作品。









;感想。
こんなにさらけ出した西島秀俊さんを見たことはありません。
顔を特殊メイクでボコボコにして、もはやあの2枚目の彼はどこへやら。
監督のワークショップで事前情報はありました。
西島さん、常盤さん、笹野さん、共に「自分が今まで演じてきた役のイメージを壊したいという思いが強い」と。






納得です。
正に俳優力を見せつけられる映画でした。






「エンターテイメント映画が映画界を悪くさせる」とひたすらに叫ぶ西島秀俊さん演じるがひどく印象的でした。
確かに最近色んなところで耳にする「エンターテイメント映画」への批判。鑑賞しながら秀二の映画に対する熱い信念に心打たれ「確かにそうだ・・・」とはっとさせられる。そこまでして映画を愛しているのね??
そして最後のカウントダウンで100の歴史に残る映画のタイトルがあがる。
監督そのものの投影ととある記事にあり、納得しました。そうだ、秀二はナデリ監督なんだ。歩き方までそういえばそっくりだ。



監督は小津安二郎、黒沢明、溝口健二等日本の監督に非常に影響を受けていて、ワークショップ中もしきりに古き良き時代の日本映画のことを引き合いに話をされてました。
本当に外国人の監督が撮ったのかと思うほど日本映画に精通してました。
私は役者としての視点がある分沢山考えさせられました。
本当に西島さんは自分をさらけ出してた。
そして本当に監督になりきってた。
素晴らしい役作り。
気持ちいだろうなぁ・・・




前の日記で書いた
「Acting is No Acting」
「Less is More」
をまさしく、というより見事に演じてました。常盤さんと笹野さんのあの目だけの演技は本当に参考になりました。



作品自体は「おもしろい」とはいえないかもしれないですが、「奥が深い」考えさせられる映画です。シネコンなどでやってる映画とはまた違ったテイストの映画になるかと思います。
本当に映画が好きな人にしか良さがわからない気がする・・・。
でもそれでいいんだと思います!
大衆向けかそうでないか。それがこの映画のテーマでもありますから。役者はもっとこういう映画を見るべきですね!!