続・トランキライザー25 | ☆MeRRy world☆

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幸せになるために 人は取捨選択を繰り返す どうか どうか 間違えませんように

☆Date with Merry☆


え?なんかいい匂い。


「ご主人様、おはよ!」

「めぇ、起きてたの?」

「うん。朝ごはん作ったよ!」

「食べた~い!!!」


韓国料理かな?と思ったら違う(笑)


「めぇ!韓国料理作ったのかと思った!!」

「え?だって、外で韓国料理食べるから、お家では胃に優しいのがいいかなと思って、きのこと野菜とたまごたっぷりの雑炊にしたんだけど…あと、ポテトサラダも。雑炊と合わないけど、冷蔵庫でおいておけるから明日も食べられるかなって…」


「いいじゃん!うまそう!」


めぇ、意外と考えてくれてるんだな。本当は飼い主がペットの健康を考えるのが普通だけど、俺たちはペットがご主人様の健康を考える(笑)いいんだよ!どっちだって。俺だってめぇのことちゃんと考えてるし。形が違うだけ。そういうのは目に見えないの!言葉にするのは俺のプライドが許さない(笑)



「めぇ!美味しい!」

「そ?よかった!」


めぇってさ、俺が『美味しい!』って言ったらすごい嬉しいはずなのに、なんかお姉さんぽく返事するんだよな。なんなんだろ?照れ隠し?料理に自信がある?いや?本当は褒められるのが苦手らしい。俺は素直に褒めてるんだから『ありがとう』って喜べばいいんだよ!でも、普段強がるのに嬉しすぎると涙に変わるらしい。俺はよく泣かせる。いい意味でな!



「めぇ!今日どこ行くの?」

「ちょっとデート♡」

「はいはい。」

「素敵なとこだよ!めぇ、考え事したいとき一人でよく行った場所なの。」

「どこ?」

「ご主人様ね、たぶんめぇの写真で見たことあると思う。お花の絵の描いてある階段覚えてる?」

「あ~、あれ、韓国だったんだ?」

「うん。その階段のあるところなんだけどね、他にも色々あるんだよ。お店の壁に絵が描いてあったり、古い町並みが美術館そのものみたいになってるの。歩きながら見る屋外美術館て感じ。」

「めぇって本当に絵とか好きなんだね。」

「うん。描くのは下手なんだけどね。」

「そいえば、俺の似顔絵、似てなかったわ…(笑)」

「え~?あれはそっくりだったよ!!」

「似てません!」

「似てます!」


めぇと一緒にいるとこんな会話ばっかり!あ~いえばこういうってやつね。でも、後から思い出すとクスってするんだよね(笑)


「めぇ、これ、なんて書いてあんの?」

「イファドン。」

「ふ~ん。聞いてもさっぱりだわ。」

「場所の名前だよ。」

「めぇ!これカフェ?」

「うん。帰りここでお茶しよう!」

「いいよ!」

「あ、ご主人様!ここが入り口だよ。普通の坂道だけど。」

「本当だ!壁が真っ青!空みたいな色だね!めぇ、この色好きでしょ?」

「うん、大好き!メリィだったらね、この真っ青の壁に真っ白い…」

「お花でしょ?」

「え?そう!なんでお花ってわかったの?普通なら雲って言いそうなのに…」

「わかるよ!めぇのことだもん。頭の中、お花畑(笑)」

「もう!」

「でも、めぇの頭の中、俺好きだよ。」

「知ってるよ!」

「知ってるのかよ(笑)」



俺たちは相性がいい。これは二人で思ってるだけじゃなくて、俺たちを見た人はみんな言う。やっぱり仲良しなんだよ。なんだかんだ言って(笑)めぇが突然泣き出したことがあった。心に溜め込んでいたなんて…大人ぶるからそういうことになる!思ったことをぶつけていれば良かったのに。俺はだいたいめぇのことは受け入れられる。めぇの涙の理由、『俺がめぇのことを愛していない。』バカだろ!愛してなかったら一緒にいない、めぇほど世話がかかる女の子?猫?はいないからな。それなのに、めぇが、『ご主人様はもうめぇのこと飽きちゃったんでしょ?可愛くなくなったんでしょ?愛してないんでしょ?ペットは恋人より愛されなきゃいけないのに~』って大粒の涙をポロポロ流すから驚いた。でも、そんなペットを可愛いな、なんて思ってることをめぇは知らない。言わないし。あ!言わないからか…これからは少しは言ってやるかな。また突然泣き出したら大変だから。でも、めぇの涙見たいけど(笑)俺のためならいくらでも泣いたらいい。止めるのは簡単だから。


「ご主人様!みて!これがあの階段だよ!」

「ほんとだ!上まで花の絵が描いてあるんだね!」

「うん。可愛いよね。」

「めぇっぽいよ、なんか…」

「そう?」

「めぇ!白いお花のところに座って!写真撮ってあげるから!」

「うん。」



俺のペット、めぇ!頭の中はお花畑。でもお花の絵が似合うじゃないか…さすが俺のペットだ!

そのあとも、めぇはとっても楽しそうに壁に描かれた絵を写真に撮ったり、俺にオブジェと同じ格好をしてと言ったり…

一番上の公園につくと、柵ギリギリまで行って、ソウルの街を見下ろしながら


「メリィ、ご主人様と一緒にこの場所に来たかったんだ!」

「え?いつから?」

「最初にここに来た時から…」

「え?だって俺たち出会ってないじゃん!」

「ん?」



めぇはここから何を見て、何を考えていたんだろう…


「めぇ!いつもここで何考えてたの?」

「今日の夜、何食べようかな…って!」

「は?なんで、そこで俺とここに来たいって思ったんだよ!」

「ほらみて!ご主人様!ここ、空が近いでしょ?神様からお告げがあったの!『ケバブ好きの人があなたに幸せをもたらします!』って(笑)」

「嘘だろ?」


その話はきっとお花畑メリィの作り話だろう…
でも、本当も入ってるから、俺は信じてしまうんだ…
めぇが俺とここに来たいと思ったこと、タイムラグはあるけど、それに俺はケバブが大好き。それから、めぇを溢れるくらいの愛で包んでいる。



「めぇ!ここ、ここ!コーヒー飲んでくんでしょ?ここもよく来てたの?」

「そうだよ…ここはね、元パン屋さん。だから、美味しいパンがいっぱいなんだよ!」

「え?めぇ、パン嫌いでしょ?」

「うん(笑)見るのは好きなの!可愛いのを買って、友達にあげるんだ!ご主人様にはこのウサギの形のね!似合う!」

「めぇ!俺はこっちがいい!」





ネコの形の方!


「めりネコ!!!今日の夜、焼き肉な!!!ケバブの話するから肉食べたくなった(笑)」



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つづく…