続・トランキライザー21 | ☆MeRRy world☆

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幸せになるために 人は取捨選択を繰り返す どうか どうか 間違えませんように

☆メリィのライバル☆



「めぇ!おばあさんに何買う?」

「う~ん…」

「めぇのほしいものはダメだからな!」

「なんで」

「おもちゃとかだから!」

「もう、そんなの買わないもん!」

「はいはい!」



めぇの買いそうなものはだいだいわかる。ぬいぐるみかお菓子…
発想が子供。小学生か?見た目は…俺から見たら子供。最近少しお姉さんらしくなってきたけど。派手な髪型もしなくなったし、長くなってきたから。だまっていればお姉さん(笑)喋ると子供。喋り方も子供(笑)



「ねぇ、ご主人様!」

「ん?」

「プレゼントね、テディベアとブーケにしない?」


出た!!ほら、テディベアってくまのぬいぐるみだろ?言わんこっちゃない!!でも、一応理由を聞いてあげる。頭ごなしにNOって言ってもめぇは不機嫌になるだけだから…


「めぇ…テディベアってくま?ぬいぐるみ?それ嬉しいか?」

「だってね、幸せの象徴だから…」

「めぇがあげたいならそうしなさい!」


はい、結局めぇのやりたい放題…
ん?どこ向かってるの?


「めぇ、待って!どこ行くの?」

「おもちゃ屋さんここだよ!」

「え?テディベア作りに行くんだよ!ビルドアベアね!ご主人様とメリィの2体!名前も付けられるから!!メリィのは『メリィ』って名前で、ご主人様のは『ご主人様』って名前ね!性格も選べるの!洋服も!ちゃんと心臓も埋め込むんだよ…」

あ~ついていけない。めぇの頭の中はテディベア工場にでもいるのか?


「ついた~!ここここ!!」

「わ!本当だ!工場みたい!っておい!おまえ!俺も作るのか?」

「なんで?」

「恥ずかしいだろ!みんな子供だぞ!」

「え~!二人で作らなきゃ意味ないもん!」

「・・・・・。」


めぇが俺の手を引っ張って、あっと言う間にお姉さんに声をかけた。


「えっとね、ご主人様!この中から選んで。メリィはご主人様ベアを作るから、ご主人様はメリィベアね。」

「はいはい…」


こういう時のめぇは止められない!もう先の先まで頭の中で話が進んでいるから(笑)
えっと、俺はメリィベアだから、女の子ぽい色の…
これか?薄いベージュ…いや?白?めぇぽいのは…やっぱりベージュ?ん~あ、これだ!


「めぇ、何色?ご主人様ベア?」

「これ、ベージュ!」

「なんで?」

「髪の毛の色と一緒(笑)」

「おまえ!そんな理由かよ!メリィベアはこのこだよ!」

「いやん!かわいいじゃん。」

「だろ?めぇっぽいだろ?このピンク!」


めぇはピンクだな!それしかない。


「めぇ、このあと何すんの?」

「綿を自分で入れて、真っ赤なハートチップを入れてキスをして命を吹き込むの!」

「まて!これにキスするの恥ずかしいだろ!」

「だめだよ!みんなやるの!」

「まじ?」

「ほら!」


本当だ…子供達がめぇの言う通り、綿を詰めて、真っ赤なハート型のチップを入れて、キス…
いや、俺は出来ないぞ!みんな見てる!


「あ、ご主人様の番だよ!キス!キス!」

「うるさい!!」

「早く~!キスしないと命が吹き込まれないの!」


めぇは隣でご主人様ベアにチュッと軽くキスをした!


「あなたは今日からご主人様ベア!少し待ってね。今メリィベアも生まれるから!」

「え・・・?」

「は~や~く~!!」


いっか。一瞬だしな!

パシャ…


「めぇ!おまえ!今、写真撮っただろ?」

「記念記念!めぇ、これ待ち受けにしよう!」

「絶対やめろ!」

「はい。メリィベアですよ!今日から二人仲良くね。」

「おまえ、キスさせるな!」

「出会いのキス!」


バカだな…やっぱり…


「めぇ、次は?」

「楽しくなってきた?」

「違う!」

「次は、名前と性格を決めるんだよ!」

「メリィベアは忠実!名前はメリィ!はい、決まり!ご主人様のは?」

「性格は優しい!名前はご主人様!はい、決まり!」

「次は?」

「この中から洋服を選ぶの!」

「うわ!こんなにたくさんあるの?」

「そうだよ。メリィベア、かわいいのにしてよね!」

「はいはい!」


どれにしよう?ベースがピンクだからな…白いワンピース?いや、これウエディングドレスだな。まだ嫁に出すわけにはいかない。でも、これかわいいな。ブーケまでついてるし。これにしたらめぇ喜びそうだな。

そのとき、横から俺の服を引っ張る小さな女の子が。めっちゃ可愛い!まるで天使。その子の手には俺と同じピンクのテディベア。英語で何か言われた…うん?その子がウエディングドレスを指差してる。これにしろってこと?いやいや、取ってほしいのか(笑)


「はい、どうぞ」

「thank you」


きゅんとする。可愛すぎて…しゃがんでウエディングドレスを渡してあげたら、俺のほっぺにチュって!可愛い!まじ可愛い!!それから、俺のメリィベアを見てなんか言ってる…なんだ?あ~洋服お揃いにしようってことか…こんな天使に言われたらノーは言えない。結局、メリィベアはウエディングドレス(笑)ま、いっか。これ、可愛いから(笑)めぇはどこだ?俺、かっこいい服にしたんだろうな。



「ご主人様!これにした!」


うわ!タキシード着させてるよ。これじゃ結婚式用じゃねーか…


「え?ご主人様なんでメリィベア、ウエディングドレス着てんの?」

「これには理由が…」

「なんで、めぇはこれなの?」

「うん?ご主人様、おばあさんちにあった結婚式の写真見なかった?おじいさんすごいかっこよかったよ。グレーのタキシード着てて。」

「へ~」

「だから、これはおばあさんとおじいさんだね。」

「そうだね。」

「じゃ、メリィにもういっこ買って!」

「なんで?メリィベアじゃなくなったから。」

「は?いいだろ!あんなにバービーいるんだから。」

「え~!メリィもほしいよ!」

「はいはい、じゃ、この小さいキーホルダーなら買ってあげるよ!」

「わーい!!」


あ~あ、俺は本当に甘い…
お店を出ると、さっきの天使が俺たちの方へやってきた。
俺めがけてね(笑)俺に抱きついてきた!!


「ご主人様、知り合い?」

「まぁね。」

「可愛いお知り合いね。」

「まさか、ヤキモチやいてんの?」



すると、女の子にめぇが名前を聞いた。
ジュディ。それは聞き取れた。するとめぇがさっき買ってあげた、小さなテディベアのネームプレートに『for JUDY♡from...』fromの後に俺の名前を書いて手渡した。


女の子が嬉しそうにママに見せて微笑んだ。


「めぇ、あげてよかったの?」

「うん。あのこ、ご主人様に恋をしてたから。」

「え~?なんでわかるの?」

「女の勘。いや、ペットの勘…」

「もういっこ買ってあげようか?」

「大丈夫、いいの。メリィにはご主人様いるから!」

「あ!めぇ!俺ね、あの子にキスされたんだよ!」

「・・・・・。」


わかりやすい!めぇは間違いなくヤキモチを焼いている(笑)


「めぇ!」

「・・・・・。」

「ねぇ、めぇってば!」


ペットもヤキモチやくんだな(笑)


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つづく…