神様ポイントって知ってる?
めぇが言ってたんだよね。
「メリィ、神様ポイント貯まってるはず。最近使ってないもん。最後に使ったのはご主人様に会ったってことのはず。あれ結構消費したと思うの。でも5ヶ月経ってるし、そろそろひとつ願いが叶うかもしれない。」
「なにそれ?」
めぇの話によると、日々の行動で良いことをしたときに神様ポイントが貯まるというもの。そしてこの言葉を聞いた時から、ポイントカードは発行されるらしい。ポイントが貯まると幸福がやってくる。
俺も…それなりに人には優しく生きてるつもりだ。あんまり怒らないし?
ということは?
「めぇ!じゃあ俺さポイントいっぱいかな?」
「ううん。ご主人様のカード、今日発行でしょ?それにね、満点はないの。1万ポイントくらいたまるまでに、その人に合わせて神様が勝手にポイント消費するから…」
「ふ~ん。それ、誰にきいたの?」
「魔物…」
「は?魔物?天使とかじゃないんだ。魔物ってモンスター?めぇ、魔物の友達もいるの?」
「うん…魔物が昔人間に恋をして、自分も人間になってその女の子と結婚したいからいいことをいっぱいしたらしい。人間になるためには1万ポイント必要だったんだって。魔物の名前なんだったかなぁ…」
「へ~」
めぇのこの話が本当かどうなのかじゃないんだ。
神様ポイントあると思うんだよね。
だってたまに、『ラッキー!』って思うような事が起こったりするだろ?あれって神様ポイント消費してるのか(笑)小さいラッキーってなんか嬉しいよね?人生プラマイゼロってこういうこと?めぇはね、プラマイゼロじゃないらしいよ。プラスが絶対に多いって言い張る。でも、そう思いながら生きてる方が幸せだよな…
「ねぇ、ご主人様!何か叶えたいことある?」
「なんで?」
「なんででも…」
さては、めぇ、俺の為に自分の神様ポイント使おうとしてるな?!
「めぇには内緒!」
「え~!!」
叶えたい願いなんて山ほどある。小さいのもあるし…『ケバブ食べたい!』とかさ(笑)
ん?あ~!!!
俺は、気付かないうちに神様ポイントを少しずつ消費してしまったのか。
ケバブをめぇが買ってきてくれる=10ポイント消費
タバコをめぇが買ってきてくれる=10ポイント消費
野菜ジュースをめぇが買ってきてくれる=10ポイント消費
こんな感じ(笑)?ポイント2倍デーとかないのかな?それに割引とか…
「ところで、めぇ!ポイントを早く貯めるコツはあるの?」
「うん!人が見てるところより、誰も見てない場所でいい事をするとポイントが高いらしいよ。その瞬間は自分と神様しか知らないから。」
「へ~。なるほどね。そういえば、めぇ!」
「うん?」
「めぇの叶えたい願いはなんなの?」
「え?えっと…美味しいお寿司を食べに行きたい…」
はいはい(笑)
めぇが嘘をつく時の癖…下唇を噛む!
めぇの叶えたい願いが叶うのにはどれくらいのポイントが必要なんだろ?
めぇの話を聞いて、みんなはめぇのことをバカにするかもしれない。俺は違う。めぇの言ってることはなんだか信じられるんだ。誰も信じなくても俺はめぇを信じる。きっと信じない人が失敗だから!
それからね、俺の本当に叶えたい願いは大きすぎて神様ポイントが相当必要みたい。きっと、魔物が人間になるのに必要なポイントくらいかな。その願いが何なのか?いつかわかるよ。叶った時にね。
ゆっくりでいいや。でも、着実にためていこう、そのためには小さいラッキーは少しだけ我慢してみたりして。そう思っている。
やっぱり、俺、かっこいいな!
