☆メリィの恋☆
あ~なんて罪なんだ。俺はイケメンすぎる。世界中の男の子達ごめんよ!でも、仕方ない。神様が俺を選んで俺に与えたのだから!!かっこいいだけで十分敵だらけだっていうのに、自然と溢れ出る可愛いさ。両方を併せもってうまれてしまった。『イケメンですね』とはまさしく俺のこと!
「だろ?めぇ!」
「うん!そだね~」
「でも、おまえ!おまえの方が重罪かもしれないぞ!」
「え?なんでよ~」
「だって、めぇ、考えてみて!こんなイケメンの俺をそばにおいて独り占めなんて、世界中の女の子に謝ったってそう簡単には許されないよ(笑)」
「・・・・・。」
あれ?
めぇはいつだって『ご主人様は宇宙一イケメン、宇宙一優しい、宇宙一素敵』なんてくすぐったいぐらい褒めてくれる。いやいや、ほめすぎだろ~!いや?そんなことないか!!その通りだな。
ところがだよ、最近めぇが俺のことを1番と言わない!
は?なんでだ?俺様宇宙一なのに!!
そういえば怪しいな…最近…
めぇの怪しい行動その1、手帳を隠した。おい!!一瞬見えたぞ!誰かの写真が貼ってあった…他のホストか?いやいや…ありえない。いや、ありえる?めぇにとって俺はご主人様であって王子様ではない。王子様を見つけた?どこのホストだよ!でも、めぇはホストっぽいのは好きじゃないはず。
めぇの怪しい行動その2、朝まで起きている。寝ないで何してんだ?めぇはすぐ俺に言う。何があったか、何をしているか、それなのに特に報告なし。ま、別に気にしてないけどな。
めぇの怪しい行動その3、新大久保のカフェによくいる。通ってるのか?店員に恋した?めぇはメンクイじゃないから韓国男子みたいなさっぱり顔を好む。す~ぐ恋に堕ちたと勘違いするしな。『ご主人様!メリィの運命の人がいたの!』はい、違います(笑)誰でも運命の人になり得る。
「ご主人様ってなんかファンテギョン氏に似てるね~」
めぇが突然つぶやいた…
ファンテギョン氏?韓国人…
「メリィね、ファンテギョン氏大好き!もしかしたらご主人様より好きかも…ふふふ」
「ふふふっておまえな、それ、『イケメンですね』の主人公だろ?」
「でも、かっこいいもん」
「遅くね?」
「昔も好きだったけどね、また好きになったの、これは恋に違いない」
はいはい。
そういうことね。
これで全てつじつまが合うよな。
手帳に貼ってあったのはテギョン、夜更かしはDVD鑑賞、新大久保はテギョングッズ…
なるほどな。
メリィの叶わぬ恋(笑)
「ご主人様よりすごいんだよ!デビューしてるし、大きなお家住んでるし、高そうな車乗ってるし」
「おまえ・・・」
おい!めぇ!ドラマの登場人物と現実の俺を比べるな!!
あれは作られてるんだぞ!!
でも、確かに俺と似てるな。イケメンだしな。歌うまいしな。
「おい!めぇ!じゃあ、テギョンとご主人様とどっちがいいの?
「うん?ご主人様!」
「だろ?あいつはめぇのご主人様にはなってくれないからな。コミナムいるから!」
「知ってるもん、片想いなのは…」
って、俺まで比べてるじゃないかよ(笑)
ひとつ言えることは、俺はすでに『イケメンですね』を超えているということ!
・・・。
もし、テギョンが『めぇをください!』って言ったら…?
う~ん。不合格だな。理由はコミナムのこと忘れなさそうだからめぇはテギョンの1番になれない。
めぇを本当に大切にしてくれる人しか俺の試験はパスできない。あと、もちろん俺よりイケメンであることは最低ラインの条件だから。まぁ、そんなイケメンなかなかいない。それにめぇのタイプはイケメンじゃないからな。俺が認めない限りめぇの恋は決して実らない(笑)
あ~あ、また非現実で考えちゃったよ…めぇのせい…
振り回されてるな…
って、ファンテギョン氏のことすぐあきるんだろうな、めぇのことだから…
ペットになってはじめて恋した相手がドラマの登場人物…めぇらしい。
つづく…
