フォーリンエンジェル☆23☆ | ☆MeRRy world☆

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幸せになるために 人は取捨選択を繰り返す どうか どうか 間違えませんように

俺、そろそろか…

ふ~
ひと仕事終えてソファーに座った。


この手紙どうしようかな…?

ん?

これは?


え?


『天使さん、俺を生かすという使命お疲れさまでした。さっき話さなかったことを言っておきたくて。未来が見えた話。あの話には続きがあるんだ。二人を見てる俺、羽が生えてたよ。すぐにわかった。きっと、そのとき俺は、もう二人のそばにはいない。だから天使さんに頼んだんだ。天使さんといるめりぃはちゃんと笑ってたから。天使さんは、この記憶がなくなってしまうかもしれないけど、俺にはその記憶は残る。今は忘れても、今日ここで話したことを間違いなく思い出す。何故なら、天使になることが決まっているから。俺こそ最強天使(笑)そして、この部屋は俺の部屋になる。このソファーも。もともと俺のソファーだけどね。だから、あの手紙は俺が持っておこうと思うんだ。この俺の部屋で。そして、天使さんとめりぃが出会ってちゃんと話をできるようになったら俺はここにくる。そう決められている。あとさ、よく聞かれることがある。天使さんにだけ教えてあげようか。めりぃを好きだったんじゃないかってこと。好きだったかはわからないけど、一度だけめりぃに結婚しようかって言ったことがあるんだよね、めりぃが大失恋したとき。俺、優しいからかな。勝手に、めりぃには俺しかいないって思ったんだよね。でも俺には未来はないのにね。めりぃは笑ってNOと答えた。そして、ユウくんは間違いなく後悔するからって。でも本当はめりぃには見えてたんじゃないかな。未来が。そこに俺はいなかった。ただそれだけ。めりぃがバカすぎて天使さんの手に負えない日が来るかもしれない、そんな時はこっそりエンジェルパワーを使うよ。間違いなく俺が二人の守護天使だから。あと6ヶ月を俺にくれてありがとう。その間にめりぃの周りはめまぐるしく変わる。俺は残りの6ヶ月を精一杯生きる。約束するよ。』



<報告書9>
ユウくんへの使命、あと半年を与えること
ユウくんは未来を知っている




そうか…

俺が堕天使になって、ユウくんは天使になる。
これって偶然なのかな?

あ…俺、もうユウくんに会えないのか…




(6ヶ月後)


「おい!めぇ!」

「なに?ご主人様?」


この二人、おもしろい!マンガみたいなやりとりばっかなんだよな。

え?俺?
天使だよ!しかもイケメンの!しかも頭もいい!そう、無事天使になったの。
俺はね、あのあと、意識を取り戻した。驚いたのは1週間も眠り続けたまま。手術に耐えられない心臓と言われながらもなんとか乗り越えた。いや、あいつに助けてもらった。掟破りばっかしてるあいつに。そう、俺が俺にそっくりな天使と会ったこと、全部覚えたまま。
と、同時に自分の残された期限も知った。何も後悔はない。
なぜかって?自分がいなくなったあと、めりぃのそばにはちゃんといるから。元天使が。
俺より少しだけ口は悪いけど、俺の何倍も優しい。だって、頼まれたからって、天使やめるか?俺は絶対にやめられない。めりぃに頼まれて出来ることと言えばせいぜい職場の部署替えくらいだな。
それに比べてあの元天使、天使やめて、人間になることを選んだんだからな…無謀だな!生きていくことより難しいことはない。その上めりぃがいる。無理無理!!今だから言えるけど、ほんと、大変だから、めりぃという生き物は。地球外生物じゃないかと思ったことも何度か…あ~!だからか。あの元天使と気が合うんだな。なんか俺、肩の荷がおりた(笑)




ねぇ、みてみて、ほら、バカみたいに遊んでるあの二人、そう、めりぃと元天使(笑)人間、いや堕天使になってもイケメンのまま。しかも、俺に似てる。若干、彼の方がイケメンかもしれないな。そこは素直に認めよう。

天使は天使らしくクリスマスにめりぃの元へ姿を現した。天国の門が開いた瞬間、彼は記憶を全て消され、ほら、あの姿になって。少しくらい覚えているのかな?俺はね、その1ヶ月後にこっちにくることが決まっていたんだ。クリスマスはめりぃの誕生日。少し遅れて、電話をすると、めりぃがね

「ねぇ、ユウくん、めりぃ、すごい人に出会ったの」

なんだか嬉しそうに話しだした。

「天使?」

「え?違うよ~!」

「誰?」



つづく…