☆真っ赤なリボンと可愛い箱☆
ご主人様に出会ってすぐ言ったことがあるの。
「もし、メリィのこといらなくなった時は、可愛い箱にメリィを入れて、真っ赤なリボンをメリィにつけて、『人間のメスです。可愛がってあげてください。』そう書いて、どこかにおいてね。」
冗談みたい?
でも、メリィ、本気でそう言ったの。
きっと、すぐ捨てられると思った…
なぜなら、ご主人様は、
「わかった」
そう言ったから。
メリィ、自分はあまのじゃくでひねって返したりするくせに、相手の言ったことはそのまま真に受けて勝手に傷ついて勝手にへこむ。へこんでもへこんでるなんて普段は言わない。心の中で解決して、そっと姿をくらます。それがメリィ。さらに傷つかないための防衛線。
なのに…
それなのに…
ご主人様には喰って掛かってしまいがちなメリィ。
「もう、メリィのこといらないんでしょ?」
「す~ぐ他のペット見つけるでしょ?」
「全然可愛がってないじゃん」
とか…
今まで言ったことない。ご主人様とペットという関係性が言わせるのかな?ペットは少しばかりわがままでも許されるのを知っているから。
たまに、メリィが反抗したりすると、ご主人様はすぐ
「真っ赤なリボンどこかな?」
とか言うの。いじわるでしょ?
「山がいい?川がいい?」
ってそれ、捨てる場所?
もう・・・
でも、メリィは知ってるの。ご主人様はメリィを捨てたりしない。できないって。
だって、可愛くてしょうがないから。そもそもご主人様がメリィを見つけたときは、可愛い箱になんて入っていなかったし、真っ赤なリボンもつけてなかった。それでもご主人様はメリィをペットに選んだの。そうでしょ?
ご主人様に出会ってメリィが思ったこと。
ご主人様と出会っていない今は想像できない。それは出会わないという選択肢はなかった証拠。
この出会いは運命的に決められていたもの。予想外なものほど、その確率は高いんじゃないのかな。
その話をご主人様にした時、ご主人様はこう言ったの。
「めぇが俺と出会っていない今を想像できないのは、もし、出会っていなかったら、できないことだらけで過去の自分たちじゃ進めなかった今にいるから。でも、出会ったことによって、少しだけできてる今にいる。」
だからね、できるはずないと思っていたこともできている今だからこそ大切にしたい。
それから訂正…
『ツンデレな飼い主とわがままなペットです。相性はとても良いので、一緒にいるだけで周りにハッピーを与えます。飼い主はイケメン、ペットはセレブ、どうかまとめてもらってください。嘘だと思うなら、拾ってみればいいじゃん!!』
そう強気で書いて、一人と1匹まとめて仲良くおしゃれなヒョウ柄の箱にでも入ってケバブかじってビール飲みながら、くだらない話に大爆笑して、お互いの洋服でファッションショーしながら通る人に笑顔振りまいたりすることにしようかな。
ご主人様がいいって言ったらね。
でも、きっと、
「そんなのやだ!めぇと同じ箱なんてうるさくて無理!」
そう言うけど、思ってないから。絶対入るから。文句言いながらも。
だいすきだから、メリィのこと。それにね、メリィが自分以外の誰かに拾われるんなら、ご主人様を超える人じゃないとだめらしいの。
イケメン?お金持ち?
動物のペットは話せないから、ご主人様を選べない。
でも、メリィは話せるの!きっと今は、どんなイケメンや億万長者がメリィのご主人様になりたいって言っても、ノーと言う。メリィは人間だから。
ご主人様といるのが1番楽しい。心地いい。もし捨てられても戻ってきてしまうかも。
ペットには帰巣本能がある。ご主人様が大好き♡
だって、メリィ、わがままだもん。
つづく…