忘れたって事にしよう
もう会えないって
分かってるから

初めて褒めてくれた
あたしは純粋なほど
素直だと

今でも私の長所だって
胸を張って言えるよ

あたしは純粋なほど
あんたを愛してた

クソみたいな優しさと
クソみたいなプライドで
コーティングされた
チープなエゴと吐いた嘘

俺とお前と
俺とお前との子供で
三人で海に行くなんて
交わしたいつかの約束

忘れてるって事にしよう
もう叶わないって
分かってるから




嫌な煙が目に染みる
火種をさらってく風は
西に吹いて
愛だけが燃え尽きた

今すぐにでも進みたいのに
纏わりつく過去
折れたパンプスに
足元を掬われた

どうにもならない事ばかり
それでも笑ってた
誰かの為に笑ってた
何にもならないって
分かってたよそんなこと

お前はたまに猫みたいに
鳴くからきっと良い人に
拾われるって呟いた

アイツは犬だった
父親に女が出来て
戸籍からも外された
アイツは捨て犬だった

憂いを帯びた瞳で
いつも遠くを見つめて
どっかに行ってしまうん
じゃないかって
犬でもないのに怯えてた

それでも首輪を付ける気も
飼い慣らす気にもなれず

自由気まま 二人は生きて
自由気まま 離れてった

さよならなんて格好悪いって
お決まりの台詞すら言わずに
黙って春を受け入れる

嫌な煙が目に染みた
火種をさらってく風は
西に吹いて
愛だけが燃え尽きたんだ



俺は孤独に埋もれた虫さ

君に俺の全てをあげるよ
もし要らないなら
公衆便所に捨ててくれ

俺は孤独に埋もれた虫さ

負け犬にもなれない
ただの虫ケラ

野良犬にもなれない
ただの虫ケラ

孤独に馴染めないまま
死んでいくのさ