『本と鍵の季節』米澤穂信
『六の宮の姫君』北村薫
『本と鍵の季節』は、図書室ミステリー。
図書委員の高校生二人が謎解きに挑みます。
高校生らしからぬ主人公たち、目の付け所とか観察力がすごい
皮肉の効いた会話とかあって、頭のいい二人ですのう。
解説もよくて、この作者さんの他の作品も読みたくなったな。
でもその前に、解説にあった「米澤穂信が学生時代に大きな影響を受けたという北村薫の『六の宮の姫君』」を読んでみましたよ
面白かった…!
芥川の同名小説についての、謎解き、、というかこれは研究?
芥川を取り巻く人々、その関係やら立ち位置やら、興味深く読みました。
あとね、主人公の本愛、文学への愛!それがすごくよかった
よいと思った本について、
まさしく、おいしいおいしい、と最後まで食べてしまう料理のような本だった。
とか、
泊まったペンションの本棚にあった本について
一度は親しく手にした本が、紅葉の時も雪に埋もれる時もそして緑滴る時も、空の高い、私からは遠く離れた湖畔のペンションの本棚に、確かに置かれていると思うのはーーそう、ちょっといいことである。
(『六の宮の姫君』より引用)
とかとか、もう、どきどきしちゃう!
こんな風に思える本と出会いたい、こんな風に本を読み、好きでいたい。
しみじみ、いいねえ。
さてさて。今月から新しく出たセボンスター。
とりあえず三つ買ったら
五月のが出ましたよ
ぎりぎり!間に合った〜!
五月のモチーフは鯉のぼり。
こどもの日はとうに過ぎたけど、、飾っておこうと思います。