フレンチレストラン
の
シェフとマダムは
誕生日が2日違いで
いつも合わせて
お祝いをしていた。
特別なシャンパーニュでも
贈りたいところだが
妊婦になった今
お酒のことを考えると
あまり気分がよろしくなく
見て選ぶということが
出来そうになく
ベタではあるが
お花を
贈ることにした。
ちょうどいい日の
朝
ランチの準備中あたりに
届くように
手紙を添えて
お花やさんに
お願いをした。
その日の夕方
シェフたちから
お礼の電話をもらった。
そして
2週間たった今朝
そのレストランの
女性アルバイト仲間から
写真付きでメールがきたのだ。
毎朝マダムが楽しそうにお手入れしているよ~
と。

モノを贈るってのは
贈る側も
心暖まる好意であると
改めて
感じた。
