急いでいたわけでもなく
疲れていたわけでもなく
大失態は
やってきた。
準備中の
料理を
がっつり
ぶちまけ
お皿まで
割ってしまったのだ。
やってしまった。
まずは
やられてしまった
料理達を
ごめんなさいして
危険物になってしまったもの達を
袋に詰め
その場を荒らしたことを
その場の厨房ｽﾀｯﾌに
頭を下げ
料理を作り上げた方々に
頭を下げ
持ち場に戻り
ﾌﾛｱｽﾀｯﾌにも
頭を下げ
半泣き顔で
ﾗﾝﾁ前のﾐｰﾃｨﾝｸﾞが
始まった。
は～…。
最悪～…。
と
酷い顔をしていたことだろう。
ﾐｰﾃｨﾝｸﾞ進行ｽﾀｯﾌが
ｷｯﾁﾝさんからなにかありますか～？
の答えに
その日の
ｷｯﾁﾝｽﾀｯﾌのﾄｯﾌﾟが
やってしまったことは、しょうがないんでね！あまり気にせず、笑顔で！やってもらえたらと思います。
というお言葉が
この一言に
どれだけ
救われたことか。
この一言に
どれだけ
本当に涙が出そうになったことか。
は～。Ｏさんｲｲﾋﾄ～
感謝～
な気持ちで
その日を
終わることが出来た。
たった一言で
あたしは
あたしで
いることが
出来たんだ。
心
温まった。