今まで限られた地域ではあるが、全国色んな街の酒場巡りを続けてきた。

県外への遠征の場合、結局店探しはネット情報や雑誌の情報になる。

吉田類氏や太田和彦氏、孤独のグルメで五郎さんが訪れた店などのTV情報や、数々の酒場雑誌情報、そして食べログのランキング情報など…。

もちろんそんなメディアに頻繁に登場するようなお店は素晴らしい銘酒場が多い。

実際にハマってしまって何度もリピートしてしまうお店もたくさんある。

しかしそんなお店にいくつも通っていると、結局はメディアに踊らされた観光客としておもてなしを受けているだけなのだと考えるようになってくる。

私にとって酒場とは観光名所ではなく、日々の生業の一部である日常の場所。

例えたまにしか行けない県外の遠征先であっても、その地域の日常に溶け込んで酒を飲んでいる時が一番幸せを感じる時間なのだ。

しかし地元ならともかく、遠征先でそんな日常の酒場を見つけるのはかなり難しい。

食べログのランキングを見ても、上位はほぼ前述したような名所的有名店ばかり。

地元に根付いた日常の名店は余りに情報が少ない。そうなると遠征先でとにかく歩いて気になる店に飛び込みで入るか、有名店で近くに座った地元の方に直接情報をもらうかぐらいしか方法がない。

そんな限られた方法で、普段日の目を浴びない地元密着型の名店に出会えた時の感動は何ものにも替えがたい喜びだ。

普段飲み歩いているお店や、遠征の様子は日々Instagramで投稿している。そこそこの長文を添えて。

ブログではそんな中でも心に残った隠れた名店を、じっくり向き合って文章にしていきたいと考えている。

「隠れた」とは言っても、なんだ誰でも知ってる有名店じゃないか…と思われる店も登場するかもしれない。

しかしここではあくまで私目線で選ぶ居酒屋百名山を綴っていこうと思う。

以前もこのアメブロで酒場ブログを書いていたが、日々無差別に酒場の記録をあげるならInstagramの方が適していると移動していた。

Instagramでは書ききれない隠れた名店の魅力に限定してブログを再開しようと思う。

※写真は今は亡き岐阜大垣盛升が賑わっていた時の様子。

酒場ブログ再スタート