コンクール初参加で、ポンと金賞が獲れた生徒がいます。

  • 普通の子です
  • ご家族に楽器経験者がいらっしゃいます
  • お母様は、大らかな方です



私が施したレッスンは…
  • 5指による全調の音階弾き
  • 四分音符と全音符の弾きわけ
  • 音階練習から上向と下向では表現が違う事を伝えた

これだけです。



あとは、コンクール曲に沿って
  • テンポ
  • フレージング
  • 強弱
のアドバイスをした程度です。



普段の師弟の関係は
  • 生徒の話を聴いてからレッスン開始
  • 演奏途中でも音楽談義が始まると、聴いてあげる(最後まで弾くのを待ってから聴く事もあり)
  • こうしなさいプンプンではなく、こうした方が弾くのが楽だよウインクと省エネで弾く方法を少しだけ伝える(一度に受け取る情報量には限りがあるため)

以上です。


決して、スパルタでビシバシやったわけではなく

大人の権力行使して上から目線で接したわけでもなく


ゆるゆるとレッスンを楽しんだだけです。



その結果…
  • 無駄なチカラが入らず
  • 演奏が自然体で楽しめて
  • 結果が金賞まじかるクラウン

だったのではと、今回の事を分析しています。


決しておごらず、
自分はすごいとは思わず、

そして…この子にはこのやり方が合ったけれど、他の生徒はまた違うやり方が合うのかもと…


一つの成功事例に他の生徒を当てはめないように、かなり意識して日々のレッスンにあたろうと思っています。


一つの成功例としての雛形を作ってしまうと、自分自身がそれに囚われてしまい柔軟な対応が出来なくなるように思います。