「祈ったってムダ」

 

と決め込んでいますか?

 

 

量子力学に関係した、とある実験の話を聞くと、その考えも少し変わるかもしれません。

 

 

割と有名な話なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、この実験は「二重スリット実験」と言い、かなりおおざっぱに説明すると、

 

 

電子がつぶつぶの「粒子の性質」を持つのか、「波の性質」を持つのかを試すための実験でした。

 

 

この「二重スリット実験」は、過去に何度か行われていますが、一番最近の公式な実験は1989年に日本の物理学者「外村彰」さんによって行われています。

 

 

ちなみに「外村彰」さんは、

 

  • 元沖縄科学技術大学院大学教授
  • 学習院大学理学博士
  • 名古屋大学工学博士
  • 日本学士院賞恩賜賞受賞
  • 文化功労者
  • 日本学士院会員
  • 米国科学アカデミー外国人会員
  • 日本学術会議議員

 

というすごい方です。

※wikipedia参照。

 

 

この実験が行われた時に起きたのが、「観測問題」という謎の現象です。

 

 

通常の科学的・物理学的な実験であれば、人が実験の過程を観察していても、いなくても、出てくる実験結果は「1つの答え」しか示さないはずです。

 

 

ところが、この「二重スリット実験」では、人が観察している時としていない時で、実験結果が異なったのです。

 

 

人が観察している時は、「波」の性質を示し、人が観察していない時は「粒子」の性質を示す、と言った具合です。

 

 

 

この現象がどうして起こるのかは、今現在も解明されておらず、量子力学の「観測問題」と呼ばれています。

 

 

この「観測問題」と似た現象は、ほかの分野でも時々起こるようで、同じ実験をしても、実験をする人によって結果が異なってしまう、という事もあるようです。

 

 

この「観測問題」を知ると、「もしかしたら人の意識は物質に影響を与えるのかも」と考えたくなります。

 

 

ちなみに、この「二重スリット実験」で使用されたのは「電子」ですが、電子と言われても、あまりピンと来ない方も多いかもしれません。

 

 

「電子」は、人間の体も含め、ありとあらゆる物質を構成している「原子」の部品の一つです。

 

 

※出典:文部科学省Webサイト

 

 

全ての物質は、「原子」でできています。

 

 

「原子」は「原子核」と呼ばれる中心核と、その「原子核」の周りを取り囲む「電子」でできています。

 

 

「原子核」は「陽子」と「中性子」でできています。

 

 

「陽子」と「中性子」は「クォーク」でできています。

 

 

厳密には、「量子」=「クォーク」のようですが、電子などの原子の構成要素をひっくるめて「量子」と呼ばれているようです。

 

 

※筆者はこの量子力学などの分野では素人ですので、間違っていたら訂正願います。

 

 

つまり、もし人の意識が「量子」に影響を及ぼすとしたら、「量子」はありとあらゆるものの構成要素ですから、私たちの意識や思いは、ありとあらゆる物質に影響を及ぼしている、という事になります。

 

 

もちろん、偏った思想で決めつけるつもりはありませんが、これらの事も「祈り」の実践を通じて答えが見えてくるかもしれません。