逆流性食道炎(+胃炎)暦5年の40才女性Sさんに治療の体験題をお願いしたところ、こころよく引き受けて下さいました。
ちょっとどこかの健康雑誌みたいになってしまいましたが、ぜひ読んでみて下さい。
Sと申します。
私はこちらでみていただく前は胸焼けと胃のあたりの不快感、ときに胃の痛みに悩まされていました。
一時は物が食べられなくなり、体力も消耗してしまい長年勤めた会社も辞めなければなりませんでした。
現在は実家の手伝いをしています。
ずっと病院で出される胃酸を押さえるクスリで誤摩化して来ました。
はじめのうちはクスリを飲んでいれば治るものだと思っていたのですが、いっこうに治らず、食べ物にも注意して脂物を食べないようにしても、腹八分を守ってもだめでした。
周りが癌を疑うので、私も怖くなって大きな病院で検査をしてみました。
検査の結果、「胃の内部はかなり荒れているが、癌ではないでしょう」ということで、少し安心しました。
出されたクスリもいつもの見慣れたものだったのでガッカリです。
結局何の解決も出来ず何年もたち、ほぼ諦めていたのですが、久しぶりに会ったお友達から先生のことを聞き、東洋医学の漢方薬は試してみたけど、まだハリやお灸は試していなかったと思い、すぐに予約をしました。
予約の日はちょっと緊張して、不安のせいか胃のあたりの不快が増しているような気もしました。
ながーい、問診票に記入してから部屋に通され、治療用の薄いガウン(?)に着替えて、さあいよいよです。
治療院のベッドに横になり、からだや生活環境についていろいろ聞かれますが、そのあいだも先生は脈やらお腹やら手や足のツボ(?)に触れ、反応をみているようでした。
いろいろ聞かれた中でいちばん印象に残っているのは「食べられない時、栄養は何で摂ってるの?」です。
「果物とか…」というと先生がニヤッと笑ったような気がします。
そして「ここ痛いでしょう?」と背中を触られると、飛び上がるほど痛かったのは驚きでした。
自分のカラダなのにこれほど痛いのを知らなかったのだから。
生涯で初めてのハリを受けることで緊張していた私に「これがSさんに使うハリ、痛かったらギャーって言ってね。」とハリを見せてくれました。
よけい緊張しました(笑)
先生は私の手や足をちょこちょこ触ったかなと思うと、お腹の辺りをさわり「ここ苦しい?」とか「ここ不愉快?」とかたずねました。
うなずくとまたしばらくちょこちょこやって「どう?」と聞かれたときにはさっきあった不快な感じが取れていたり、半減しているのが不思議でした。
ちょこちょこと何をしているのかと思い首を上げて見ると、左右の足にハリが刺さっているのが見えて「え、え、いつ刺したの?」と口には出しませんでしたがとても驚きました。
ハリを刺したまま、少し時間をおく時に
「たまに深呼吸して、息を吐きながら肩の力を抜いてリラックスしてね。」と言われ、
2回か3回その通りにしたら、知らない間に寝ていました。
起こされた時、どこにいるのか判らなかったほどだったので、とても深い眠りだったと思います。
そのときの体調にもよるそうですが、胃腸が弱い人はよく寝るそうです。
説明はもっと長かったと思いますが、それしか憶えていません(笑)
背中にも数本ハリを…、今度は刺している途中で既に寝てしまいました。
治療がすべて終わり、起き上がると胃のあたりの重苦しさが無くなって、スースーした感じがしました。
先生に「お腹空いた感じある?」と聞かれてようやく、「あ、これってお腹がすいた感じだ」と、そんなことも忘れていたのです。
最後にこれだけは守ってね、と食生活のアドバイスをもらって帰りました。
その後、何度か症状の再現はありましたが、通うごとに楽になって行きました。
3か月たちすっかり元気になりましたが、もう二度とあのときに戻りたくないので、先生の教えを守りながら、メンテナンスに通っています。
追伸
不安でいつも持ち歩いていたクスリが、知らない間にカバンから消えていることに気づきました。
以前の私なら財布を忘れてもクスリだけは忘れませんでした。
クスリを意識しなくなっているくらいあの病気を忘れられたことは本当に嬉しいです。
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逆流性食道炎食道炎は胃腸薬で治ることは稀、と言う意見が多いですね。
胃散ブロッカーで治るのは逆流性食道炎ではなく一過性の胃炎だけ、といった辛い意見もチラホラ…。
当院
に訪れた患者さんの殆どは逆流性食道炎の薬では改善が出来なかった方々です。
逆流性食道炎の治療薬を出している製薬会社のHPに以下のような説明がありました。
「逆流性食道炎は、数日間お薬を飲めば、通常、ほとんどの人の自覚症状はなくなりますが、食道粘膜の炎症が完全に良くなるには約8週間かかります。症状がなくなったからといって自己の判断で服用を中止しないでください。」
最後に8週間かかると書いてありますがよね。
逆流性食道炎のクスリは、健康保険での投与期間は8週間という決まりなので、飲ませていい期間は何としても飲んでもらおうという、医薬品メーカーのブラックな意図が透けて見えるのは私だけではないと思います。
それにしてもある逆流性食道炎治療薬の主な副作用は、
発疹、じんま疹、かゆみ、下痢、軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の 医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、じんま疹、めまい [ショック、アナフィラキシー様症状] ・発熱、貧血、歯肉出血や皮下出血 [汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸] ・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎] ・発熱、広範囲の赤い発疹、眼・口・陰部のただれ [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑] ・尿量減少、むくみ、発熱 [急性腎不全、間質性腎炎] ・吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害 [低ナトリウム血症] ・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
だそうです。
こんなあぶないくすり飲み続けるのって勇気がいりますよね。
気楽に胃薬を飲む日本人は、胃腸薬に副作用があるなんて思ってもいない人が多いです。
よく食前や食後に胃薬を飲んでいる姿を見かけますが、胃薬を飲む必要のある胃は、食事や飲酒をしないことの方が有益です。
逆流性食道炎でお悩みの方、一度鍼灸治療を試してみてはいかがでしょう。
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逆流性食道炎でお悩みの方
あなたがもし、逆流性食道炎と診断され、病院で治療を受けたにもかかわらず症状が改善されていなかったら…。
胃散ブロッカーの効果に疑問を持っているなら。
お薬の副作用が気になっているなら。
そろそろ治療手段を変えてみることも必要ではないでしょうか。
当院(表参道ビオ東洋医学センター)でも逆流性食道炎の患者さんを見る機会が増えています。
多くの場合はクスリを飲んでも治らなかったのですが、鍼灸で治りませんかという相談です。
鍼灸治療は胃腸の病気治療に昔から利用されていた治療法です。
松尾芭蕉の句で有名な三里の灸の足三里というツボは胃腸のツボです。
(ただし、三里は胃酸の分泌を促す働きもあり、逆流性食道炎には使用できな場合もあります。)
逆流性食道炎は、酸性の胃液やそれと混ざった食物が、食道に逆流して食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどを生じる病気です。
鍼灸治療は逆流性食道炎のとても効果があります。
逆流性食道炎で当院を受診する方たちのほとんどに胃の気の脈が乏しく、三脘(上腹部のツボ)に反応があり、背中の特定部位に変化が見られます。
ストレスの多い最近の日本で特に増えている病気であると言われています。
鍼灸治療で治療をしているうちに、逆流性食道炎になる原因とも言えるストレスがあることがわかって来ました。
逆流性食道炎の患者さんの共通のストレスが何であるかがわかってきました。
そしてそのストレスの対策をとって鍼灸で基礎体力を上げていくと、半分以上の方が短期間で治っていく現象が起きました。
もちろん難病の逆流性食道炎の方もいらっしゃいますので、全員が完全に治るとは言い切れませんが多くの方が鍼灸治療とストレス除去で元気に社会復帰されています。
鍼灸治療は患者さんの体質を変えることが目的なので、病名はさほど問題視しません。
その病気に罹る素質を改善するように働きかけるので、現代医学では有効な治療法がない病気でも対処することが出来ます。
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