チェンナイ周辺の南インドをゆく遺跡群巡り、マハーバリプラムの最終回です。


巨大なレリーフがある同じ敷地内には、岩の上に絶妙なバランスで乗っかっている直径約10mの大きな岩「クリシュナのバターボール」があります。

なぜ落ちないのか不思議・・・


反対側へまわると・・・

ナイフでスパッと切ったような断面。


インドの絶大な人気を誇る神様、クリシュナの大好物がバターボールであり、食べていたバターが飛んできて岩になったとか、どんな由来やねんという感じですが、撮影スポットとして人気の場所です。


この岩も十分すごい・・・どうやって成り立っているんだろう。


敷地内には石窟寺院やちょっとした丘などがあり、くつろげる芝生の広場もあってみんなのびのび。入場料もいらないので、家族連れや恋人同士などさまざまな人々が多く訪れています。



いよいよ南インド観光も大詰め!次回はチェンナイを観光します。
海岸寺院を見てお腹も満ち足りた後は、「ファイブラタ」という遺跡群へ。


こちらは一枚岩の花崗岩を彫刻してできたものだそう。「ラタ」というのは、サンスクリット語で山車を意味し、それぞれにインドの叙情詩「マハーバーラタ」に登場する人物の名がつけられているんだとか。こちらも世界遺産。







中に入ると、ちんまりとした遺跡が5つ並んでいるなかに、象の彫刻がどどーんと存在感を放ちます。撮影スポットらしく、インド人がかわるがわる撮影しまくっていました。




赤い服が印象的な少女。



その後は、これも観光スポットのひとつ、岩壁彫刻 の「アルジュナの苦行」または「ガンガーの降下」を見に移動します。




長さ32m、高さ10mという巨大なレリーフ彫刻で、緻密な彫刻が壁一面にぎっしりと施されています。描かれている内容は2つの解釈があるようで、ひとつは王子アルジュナがシヴァ神の加護を得るために苦行を行っている姿を描いたとして題される「アルジュナの苦行」。ふたつめは、天界から聖なる水を持つガンガーを降下させるために苦行するバギーラタを描いたとして題される「ガンガーの降下」。

ファイブラタにしろ、このレリーフにしろ、古代インドの類いまれなる美術力と岩を延々と彫刻や掘削し続ける根気強さには本当に驚かされます。

南インド・チェンナイとその周辺旅行の2日目。

今回はチェンナイから南へ60kmはなれたマハーバリプラムへ。
ベンガル湾に臨むマハーバリプラムはかつての港湾都市だったそうです。ここでの見所は、世界遺産でもある「海岸寺院」、岩壁を彫刻した「アルジュナの苦行」や「ファイブ・ラタ」
、そして岩の上に絶妙なバランスで乗っている「クリシュナのバターボール」など。


今日はその中の「海岸寺院」をピックアップしてご紹介します。


ベンガル湾に面する海岸寺院は、7世紀頃に建てられた頃には7つの寺院があったそうです。しかしそのうち6つはすでに海の中に沈んでしまい、現存する寺院は1つのみ。この地方では、海に飲み込まれてしまった古代遺跡にまつわる伝説なんかもあるようです。


その一つも、今は海風の侵蝕にさらされているようで、防風林などの対策はしているものの、最後の一つがなくなってしまわないようにと願うばかりです。

入り口の外から。


ちょっと近づいて・・・



この寺院の建築様式は大きくカットした岩を積み上げて造り上げる「石造寺院」。私がエローラやアジャンタで見たような、岩をくり抜いて造り上げる「石窟寺院」から「石造寺院」への転換期のはしりに造られたそうです。寺院の中にはヒンドゥーの神さま、シヴァ神とヴィシュヌ神が祀られています。


入場料は、ファイブ・ラタなどの遺跡群とあわせて250RS(約500円)。インド人が10Rs(20円)と100倍以上・・・毎度のことながら観光地の外国人値段の差にびっくり・・・。敷地内は海風を感じながら広々とした通路が気持ちよく、お散歩コースとしてもよさそう。






牛やライオン、猿など動物の彫刻が多く見られました。


シヴァ神の前にはリンガ(男根の象徴)。


その後、浜辺へ出てしばし散策。




馬にも乗れます。


なぞのボリウッドスターパネル。



期待を裏切らず、浜辺にも牛がいます。


シーフードのお昼ご飯。オーシャンビュー、海風を感じながらのご飯は最高!