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i6 Consulting Groupのブログ

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前回のブログでは採用マーケットの現状について書きました。
今回は、そんな状況の中でなぜ採用がうまく行かないのか、その根本的な原因について述べてみたいと思います。

採用の理想の形とは?
当然ですが、企業のホームページを通じて応募があり、その中から選考を進めて行くことです。応募者の意欲が高いため、じっくりとお互いの相性を見極めて選考を行うことができます。また、コストを低く抑えることができるというメリットも当然あります。
(ここでは、敢えて選考における業務負荷については触れないことにします)

しかし、今の状況で、このやり方でうまく行っている企業は皆無に等しいのではないでしょうか?よっぽどブランド力があり、誰もが羨む企業で無い限りは、無理な話です。

誰もが憧れる企業とは?
そもそも、ブランドがある、誰もが羨む企業とはどんな企業を指すのでしょうか。
・扱っている商品やサービスの認知度が非常に高く、誰もが知っている
・誰もが知っていて、誰もが憧れるカリスマ経営者(技術者等であることもあり得ます)がいる
・将来性が非常に高く認知されている
・職場環境がオシャレ等で、非常に魅力的である
・社員が生き生きと働いていることが、世間に広く知れ渡っている
といったことなどが挙げられるのではないでしょうか。
また、これらは、恐らく一つの因子だけではなく、複数の因子が揃うことで、初めて成り立つものであるとも思います。

ここで共通して言えることは、その企業の何らかの価値が、世間に広く認知されていることにあります。
そこで働いてみたいという思いや、そこでイキイキと働いている自分のイメージが持てる(エクスペリエンス)ことが重要です。

自身の普段の行動から考えてみる
なぜ自分はこのお店に行くのか、この商品を買ったのか、欲しいのか、なぜこのレストランを選んだのか、を考えてみましょう。
商品やブランドに魅力を感じている、それを身に着けることでステキな自分をイメージできる、この料理が好きだったから、お店の雰囲気が好きだったから、はたまた口コミで評判だったから、等々。
何らかのモチベーションを上げる要因がそこにはあります。

転職を考えている方がどのようにして転職先を選ぶのか、根底にある原体験は採用でも同じことが言えると思います。

自分がいかにそこで働くことのイメージを持つことができるのか、それに尽きるのではないでしょうか。

採用に置き換えてみると
では、どうやって働くことのイメージを持ってもらえるのか?
先に述べた消費行動から考えると、やはり自社のことをいかに知ってもらうか、体感してもらうかがポイントであると言えます。
・ビジネスの展望
・カルチャー
・オフィス環境
・働いている社員像
こういったことを分かりやすくアピールしていくことなのではないでしょうか。
また、情報流通がこれだけ発達している時代ですから、ネガティブな評判に対して、真摯に答えることができるのか、も重要です。
報酬や勤務実態(残業時間、有給消化率など)も、要素の一つです。

一方的な発信に終わっていませんか?通り一辺倒のものを作って満足されていませんか?

時代は変わった
口コミやキュレーションメディアの急速な発展からも分かる通り、現代は企業側からの一方的な発信はほとんど意味を成さなくなってきております。
第三者の評価に左右される時代になってきているのです。
その第三者の声が増えれば増えるほど、信頼性はどんどん高まります。

採用も、この流れを意識しなければなりません。
一方的に広報していくだけでは、もう受け入れられる時代ではなくなったのです。
エクスペリエンスをいかに体感してもらうか、それをいかにデザインするか、というマーケティングな感覚が、間違いなく今の採用には求められています。

採用は、もはや人事・採用担当者だけの仕事では無くなってきているのです。
考えなければならないこと、表現しなければならないこと、改善しなければならないことは、企業全体に波及してくるからです。
採用の現場は、企業全体の課題が見えてくる場でもあります。

その課題を解消するためには、トップダウンで進めなければ、絶対にうまく行きません。
ステークホルダーが多く存在するからです。

そういう意味で、採用というものは、経営者がきちんと向き合って考えるべきものであると考えます。
採用は、コストでは無く、将来産み出すプロフィットへの投資と考え、今こそ改革を進めるべきタイミングなのではないでしょうか。



筆者プロフィール
i6 Consulting Group CED(Chief Experience Designer)
西野 敏之
ご意見、ご感想は、こちらまでぜひお気軽にお願い致します。 toshiyuki.nishino@に続けて i6group.com

日系大手SI、ベンチャー人事部 manager、PwCでの人事コンサルタントを経てi6 Consulting Group入社。人事領域のコンサルティングに10年以上従事、様々な視点から業務を経験しており、現場感を大切にしながら、あるべき論と現実に向き合い、最適解を導きだすことを信条とする。
現在は、RPO部門の責任者として部門を起ち上げ、ソリューション開発や採用コンサルティング、及びアウトソーシングプロジェクトのマネジメントを行っている。


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