当時昼間は会社員、夜は高級クラブで、エレクトーン奏者としてアルバイトをしていたこの時期「12月」中旬頃からクリスマスソングを25日まで弾き、クリスマスの雰囲気を盛り上げていた。
又この店は高級クラブ乍毎日が、客の絶え間がないほどの繁盛ぶりで、リクエスト曲も入れ替わり立ち替わりと多く、時間帯によっては30分の演奏時間ながら40分を超す事も屡、
当時はピンからトリオの「女のみち」と殿さまキングスの「なみだの操」等は一晩「午後8時~11時30分」の演奏時間帯で「ワンステージ30分」の契約だが、
多い時は8~10回のリクエストである。他の曲も、あまりにもリクエストが多いので譜面を出す間が無く、ホステスのお姉さん方に譜面を出して頂き、時間の関係上、曲も2番までとしていたが、常に10曲以上の譜面が重なっている状態である。
時には譜面の無い曲も有り、私自身も知らない曲等あり、客に歌って頂き伴奏もした。一夜で4ステージを演奏して約60曲以上、その内10曲ほどは初見で弾くが、11時30分までの3時間半は時間の経つのも忘れるほどの多忙を極めた。
今振り返ってみても、懐かしく、楽しい時間であった。
又クリスマス時期になると、我が娘にケーキをとホステスさんから毎晩2ヶ~3ヶ頂戴し、それも20㎝~30㎝の大きさのケーキで、娘も最初の内は喜んでいたが、毎日のケーキでしまいには欲しくないとか、見たくないとか言って、子供でもこう毎晩のケーキでは嫌だったのだろう、贅沢な話で、折角娘にと買ってきてくださっているのにいらないとは言えず、何時も持って帰っていたが、申し訳ない気持ちであった。