矢張り年の始めはこの歌から、日本唱歌の「Ⅰ月1日」である
この曲を聴くだけで何故かすがすがしい気分になる、「今年こそ良い年でありますように」と心の中で自然に手を合わせたくなるものだ。
処でこの歌のタイトル「Ⅰ月1日」は実際は「いちげついちじつ」と読む様だ。
作詞者は千家尊福「せんげ・たかとみ」{1845~1918}は出雲大社宮司、出雲大社教管長、司法大臣を歴任する、作曲者は上 真行「うえ・さねつら」{1851~1937}は宮内省楽師兼東京音楽学校教授である。
歌詞は皆さんご存じの
Ⅰ番 年の初めの 例とて
終わりなき世の めでたさを
松竹たてて 門ごとに
祝う今日こそ 楽しけれ
2番 初日のひかり さしいでて
四方に輝く 今朝の空
君がみかげに 比えつつ
仰ぎみるこそ 尊とけれ
2番の唄い始めは官報で告示発表当時の歌詞は、
初日のひかり 明{あき}らけく
治る御代の 今朝のそら であった
此の詩で20年間歌われていたのだが、その後現在の歌詞に改正された。
実は「明らけく」と「治る御代」は、明治天皇を暗喩していたもの、それが明治45年に天皇が崩御、次の新年から新しい詩に代わったのである