東京都三鷹市で2005年、居酒屋副店長の男性(当時53)が殺害された事件で、警視庁は26日、殺人容疑で重要指名手配していた上地恵栄容疑者の死亡を確認したと発表した。


警視庁捜査1課は再捜査の過程で、現場にあった下着の血痕を同容疑者のものと確定。検出したDNA型を変死者らのDNA型のデータベースと照会したところ、06年3月ごろに石川県内の山中で発見された遺体と一致した。指紋も一致したため同容疑者と断定した。

上地容疑者は05年12月〜06年2月までの間に、木にくくり付けたひもで首をつり死亡したとみられる。同課は今後、容疑者死亡のまま書類送検する方針。

05年11月、東京都三鷹市のアパートで居酒屋副店長の男性が胸や頭から血を流して死んでいるところを発見された。同庁は男性宅に出入りしていた上地容疑者を殺人容疑で指名手配した。