先週の金曜日も高校野球のことを書いた。
今日も日経新聞夕刊の「スポーツの流儀」から。
先週は仙台育英のことだったけど、今日も同じく東北の高校。
青森県の弘前学院聖愛高校はノーサインが特徴とのこと。
高校野球といえば、監督がサイン(指示)を出し、
選手は操り人形のようにサインに忠実にプレーするのが基本。
そんな中、ノーサインを旗印に甲子園を席巻し、話題を集めている。
監督はきっぱり「野球を終えた後の人生の方が長い」、
「自分で考える人間になって欲しい」とキッパリ。
先週の仙台育英同様、ショートカットでは進まない、
目の前の試合に絶対に勝ちたい気持ちを抑えて、
生徒たちの将来のため、敢えて遠回りの道を選んでいる。
「甲子園のはるか先を見越した取り組みです」とも続ける。
仙台育英同様、方針、カラーがはっきりしているため、
理解、承認した生徒しか入ってこないので後味が悪いってことにはならない。
来週、関東では緑の甲子園を懸けた試合があるけど、
そんな折、「甲子園のはるか先」っていう言葉が心に響いた。
さて、そんな中での今日の練習は、久しぶりに縁起物の見守られながら、
ドライバーは控えめ、短いのは明日やるってことでアイアン中心。
自分なりにいろいろ考えながら取り組んでいた。
新聞を読んだ直後だったので、我が家もノーサイン。
できるだけ自分で考えてやる時間とした。
ノーサインの基本は徹底したチームメイト同士の話し合い、
通常のチームの2倍も3倍もミーティングに時間を費やしているそうな。
試合のノーサインは、有意義な練習の積み重ねがベースとのこと。
ヨネックスまであと5日、ノーサインでいけるくらい準備に励みたい。