小学校の高学年あたりから、梅雨時期になると腕の関節の内側に、あせもが出来るようになりました。
あせもはどんどんひどくなり、１０代後半にはお腹や胸、背中、太腿、お尻一体に小さな赤いプツプツが大量に出るようになりました。
ちょうど梅雨入りと同時に発生し、秋風が吹くころに治まってくるのです。
何件か病院を回って、汗に反応してできる慢性湿疹だと診断され、塗り薬を処方してもらいましたが全く効きません。
とても痒くて、でも?くと汁が出てまた赤みが広がり…本当に憂鬱でした。
しかし不思議なことに、太陽に当たる部分はとてもキレイです。湿疹が出来るのは服で覆われた部分ばかり。腕だって内側の、太陽の比較的当たらない部分ばかりにできました。
一度、海水浴に行った時です。思いきり日焼けした次の日、焼けた肘 湿疹から、黄色い膿が出ていることに気が付きました。
そう言えば、アトピーには海水が良いと聞いたことがあります。私はアトピーではありませんが、もしかしたら海水には皮膚を丈夫にする何かがあるのかも知れません。
とはいえ、日焼けはまっぴらごめんです。結局湿疹はそのまま、あまり気にしないように心がけました。
現在は、ほとんど湿疹は出ていません。多少お腹に少しでていますが、最盛期に比べると１/１０以下にまで減りました。特に何かしたわけでなく、単に大人になり、汗をかく機会が少なくなったのと、新陳代謝が悪くなって汗をかかなくなったこと、そして出産して体質が変わったのもあると思います。
汗に反応する湿疹は、年をとれば和らぐので、しばらくの辛抱です。痒いときは市販でも良いので痒みを和らげるお薬を塗り、こまめにシャワーを浴び、汗をなるべく洗い流すように心がけて、あまり深刻にならずに過ごしたら良いです。