我が家はムスメとムスコの二人が元気です。



そう…元気すぎます…!



さらにムスメはセントラルの体操教室に通っている為、



「逆立ちの練習したい!」


からの



ドッターーーーン!!!


なんて事が。



マンションに


「子供は走り回るので…」


的な貼り紙も…



で、ひとまずこの対策。



ダイソーのジョイントマットの下に防音シート引いてます。



多分、ムスコ(3歳児)が走る足音くらいは吸収してると思います。

(自分の部屋でも足音がしなくなった)


こんなのの下に


こんなの





でも、ムスメの足音と、ムスコの



「パパー!見てー!飛べるよー!」


からのソファーからのダイブには対応出来ず…


また、端っこがこんな感じになるので毎日少しずつ直してます




で、一級建築士としての観点からも本格対応考えました。


最後に飛んでもらえれば我が家が選んだ結論有りますので、

「難しいことは抜きにして何が良いの!?」


と言う方は一番下まで飛んで下さい。



 TODAY'S
 
防音マットの選び方


そもそも、騒音が伝わる要因は大体以下二つなので、


  1. 騒音が発生する
  2. 騒音が床を透過する

これらに対して


1→衝撃を吸収してやる

  1-1)マットなどが変形する事で吸収・分散する


2→音が透過しないようにする

  2-1)床を音が通過する時に減衰する(パワーが減る)ようにしてやる

  2-2)重低音(運動音等)に床が共振しにくいようにしてやる

  2-3)高音(おもちゃ落とす音等)に床が共振しにくいようにしてやる


が一般的な訳です。


で、このうちマットをひくことで解決出来るのは

1-1吸収,(2-1減衰, )2-3高音共振回避,が基本です。


注)

2-1減衰 は床全面にひければ効果有りますが、引いていない部分が有るとそこから音が回り込むので効果は半減します。


2-2重低音共振回避 は一番効果有りますが、リフォームやらが必要なので全く金額感が違います。


それを踏まえた上で考えると…

重低音の共振は防げない

音が床を透過するのは防げない

軽音の共振はある程度防げる

l l

衝撃吸収出来るマットだけが必要


となります。


それを踏まえた上で、防音マットの選ぶ基準は以下かと。



材質

厚み

平面寸法

価格


で、まずは

  防音マットの材質

amazonとか楽天とかに売ってる

ジョイントマット、ヨガマット、体操マット

は大まかに分けると以下のどれかの材質


  • × PVC(ポリ塩化ビニル)

   最も安価、スポンジ状で柔らかい


  • △ EVA樹脂

   ポリエチレンより柔らかく弾力性、耐久性有り


  • △ TPE

   環境配慮型、防音の観点だけならEVAと大差ないが、EVAより高い


  • △ コルク
   実は大抵EVAの表面にコルクを接着剤で貼ってる

  →EVAと性能は同じ


  • ◎ ウレタン(スポンジ)

   布団、体操マット、吸音材とかにも使われ、通気性が有る。高反発と低反発が有ります。

   なお、高反発の方が歩きやすいです。

  (力学的には高反発だろうが低反発だろうが結局どれだけ変形した時に内部でエネルギー使うかなので、一概にどちらが防音性能高いかは言えません。内部で消費したエネルギー分だけ反力=振動が減ります)


  • ◯ ゴム

  防音マットはゴムが多いですが、ゴムにも色々種類が有ってそれぞれの製品の特徴になってます。ゴム臭いかも。1吸収よりも2遮音の効果を期待するものです。


  • × 改質アスファルト

  これは1-1吸収 よりも寧ろ2-1減衰, 2-2重低音共振回避 を期待するもの。あまり重すぎると床の耐荷重的に良くないかもしれまん。


  • ◯ 空気

  本来は構造体の床が二重構造になっていると効果が絶大(空気層が2-1減衰, 2-2重低音共振回避を発揮)

  エアマット的なものは結局マットの材質により変形する時にどれだけ伸びたりしてエネルギー吸収するかによります。

  ただし、滑るかも



よって、

①ウレタンスポンジ

②衝撃吸収ゴム

③エアマット

④EVA

の順に効果あると思いますが、マットの構造にもよります。(ハニカム構造のゴムマットとか有るとすごい効果出るかも)


  マットの厚み


これは材質によりますが、皆様感覚的に基本的に厚みが厚くなるほど2-1減衰 が期待できる為厚いのが良いと思われがちです。


ただ、実際は最初に述べた通り床全面に引かなければ2-1(音の減衰)は期待できません。


残るは1-1衝撃吸収ですが、力が加わった時にはマットの中の力はこんな感じになります。

これで言うところの緑色位の所までの厚みが無いとマットの下の床に衝撃が伝わりやすくなってしまうわけです。


この際、

高反発(硬い)だとこの緑の範囲が小さくなる→薄くても良い


低反発(柔らかい)だと緑の範囲が大きくなる→厚みが必要


になるわけです。


つまり、リビングの全面に引けないなら厚いゴムに意味はなく、薄い柔らかいウレタンなら余り衝撃を吸収しないと言う事ですね。


  平面寸法


これは、各お宅によりますが我が家はソファー前の


180cm×200cmのスペース


に引きたいと思ってますがその横にマットをひかないダイニングテーブルのエリアがあります。


なので、2-1(音の減衰)効果は期待できないわけですが、


音の減衰には距離が倍になると6db下がる(ジョイントマット敷いたのと同じ効果)と言う特性が有ります。


従い、歩かない場所が有っても出来るだけ広く敷くことが良いでしょう。


  価格&まとめ


上記を踏まえた面積あたりの実勢価格は


①ウレタンスポンジ

↓50mm厚 180×80=5,347¥/m2


↓40mm厚 200×80=4,125¥/m2


↓30mm厚 190×80=3,276¥/m2

②衝撃吸収ゴム

↓15mm厚 NBR製 67.5×23=35,780¥/m2


③エアマット

100mm厚 200×100=7,900¥/m2



④EVA

↓20mm厚 120×120=2,023¥/m2


価格順では

④EVA

①ウレタン3cm→5cm

③エアーマット

②ゴムマット


ですね。

ただ、エアーマットは10cmも厚みが有るので戸棚とかが開かないと言う問題点が…


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で、結局何買ったの?

我が家は180×200のスペースなので、結局これを2枚買って並べました。


総額13,200円ですね。


↓40mm厚 200×80=4,125¥/m2

ウレタンの中の厚みはどれくらい効果求めるかと価格考えてどれが良いかは家庭によって違うかもしれませんが、ご参考まで!