早朝の4時から18時迄の間に総雨量が押谷の観測所で158mmの降雨があり水位は1.42mまで上昇し河口まで繋がりました。まだ降雨は続いていますので水位はもっと上昇するものと思われます。
押谷の観測所では9時までは1桁台の降雨で、10時頃に河川状況を確認に行った時には、昨日までは干し上がっていた冨家橋までは増水していましたが増水の速度は遅く今すぐ河口まで繋がる勢いでは有りませんでしたが、10時から10数mm単位の降雨が続き14時には観測所で時間雨量30mmを記録し15時過ぎには一気に河口まで繋がる赤濁りの増水となりました。
横瀬から沢の平橋を望む(13時頃)
栃ノ木堰(13時頃)
この増水で11月23日の降雨で冨家橋まで流れてきましたが河口には繋がらない増水で、山田橋、丸山、尾川川川口、根野で足止めになっていた鮎が一気に河口まで降ったと思われます。この時期の増水はツガニが産卵の為に競って増水頭に乗って降ってきますが、この増水を狙って天神坊橋上流でツガニ漁をやってましたが一気に増水したようで漁にならなかったようでした。
11月26日の支流 尾川川合流点。中央の明るい色の石の回りの黒い部分はすべて鮎です。
同日同じ場所の少し下流で、中央の」黒い部分が鮎の群れです。
これで来年の仔苗は十分確保できたと思われますが、12月1日から落ち鮎が解禁になるのを控え濁りは笹濁りまで回復し、えさ釣りはナイスタイミングの増水になりましたが、投網の遊漁者には昨年に続き解禁前の増水で最悪の増水となりました。