リピート アフター ミー | オーストラリアでホームステイ 高1男子の2週間だけのハッピー体験記

オーストラリアでホームステイ 高1男子の2週間だけのハッピー体験記

夏休みにホームステイでオーストラリア シドニーへ行ってきました。 言葉、会話、ホストファミリー 、スクールバディ 、学校、ホストファミリーへのお土産、行くまでのこと、食事など書いていきます。

僕らの学校からの語学研修組への課題として、新聞、テレビ報道等オーストラリアのニュースと、それについての感想を毎日英語で書かなければいけない。

それと日々の自分の日記も英語で。


僕はそれを毎日リビングでホストファミリーに手伝ってもらいながらこなしていた。

ニュースはホストファミリーが一緒に選んでくれていた。

家族みなが英語の先生。


お母さんは本物の先生だし。


皆の注目の中(見守ってくれる中)書いていると、文法の間違い指摘される。

単語の綴りミス。

今日は何を指摘されるやろ?
と、ドキドキの日々。


でもイヤちゃう。
楽しいし。

指摘されるのがイヤやったら部屋ですればいいだけのこと。


そんな単語知らんがな
を発音付きで綴りも教えてもらう。




一番厳しいのがお母さん!
さすが小学校の先生だけあります!!



大きな青い目で、ゆっくり単語を発音してくれる。

僕が発音する。


「違う!私に続いて繰り返して言ってごらん。」

ゆっくり発音してくれる。



発音する。


「違う! 私のあとに繰り返して。」


だんだん、ベロがつりそうになってくる。
英語でつるって何て言うんかな?
わからんから痛いに変える。

「お母さん」

「なに?」

「舌が痛いです。」



みなが一斉に
「なぜ??」


英語と日本語では舌の使いかたが違うんです。
普段使わない舌を使いまくってるから舌が疲れて・・・

を身振り手振りを交えて説明する。



ホストファミリーは皆、大笑いし始めた。


いやいや、
笑いごとちゃうし。


お母さんが
「でも、Hの発音はHの学校の先生より上手よ。」


えっ??
ホントですか?


そう言えば・・・
僕の高校の英語の先生にアメリカ人の先生がいるが、僕の発音はとてもいい!と誉めてくれている。



もしかすると!!
英語発音の才能があるのか??


人間なにか、どこかに一つは取得があるそうだが、僕の場合英語の発音か?


褒められて嬉しくなって、お母さんの発音の特訓を受ける。

張りきって発音する。

「違う。  私のあと繰り返して言ってごらん。」

お母さんが発音する・・・。






ああ、
やられたな。

お母さんに乗せられた。

疲れて発音をグズリ始めた僕の機嫌を取ったんだ。

誰だって教師より発音が上手と煽てられたら喜ぶ。

そして、練習を続けようかと思う。


まさに、この状態やな。




中学のときの英語の授業で使うCDでも流れていた。
「私のあとに続けて」
『リピート アフター ミー』


CDと違い、お母さんが言う。
『リピート アフター ミー』
CDより早い発音。

まさか、シドニーでホストファミリーのお母さんから毎日、なん度も特訓を受けるとは・・・。


『リピート アフター ミー』
シドニーを思い出すとお母さんのこの言葉が繰り返し流れてくる。


まさしくリピート。
このブログを書いている今も流れている。