平成29年6月29日　ぎやまん寄席　湯島天神編　第106回　馬石ひとり会　参集殿1階

この日の前座は緑助さん､玄関で立ち続けで馬石さんの到着を待っている。

多分、この辺を歩き回ってさらっていると思うよと声を掛ける｡

落語修行時代を山川出版さんが格安料金で展示販売｡

今度昇進も含めて二つ目さんの大写しの写真集。

載っていない人はかわいそうだと言ったら､今頃連絡を返さなかったのを後悔していると思うと返ってきた。

その横は､馬石さんの会の恒例のCD販売。

この会のお客さんは既にみんな持っていると思うが。

この日も椅子の間隔が広くて､低い高座。

恒例のあい子さんの挨拶がなかった。

柳家緑助

花緑の10番目の弟子だと､元犬｡

隅田川馬石

ぎやまん寄席、回数が増えて9月と12月が決まっている、恒例になるのはうれしい､と｡

6月はぼんやりしてしまう､気候､気圧のせいにするしかない､地球も生きているからしょうがない、と｡

ぼんやりしている暇がないという人は人より10年長生きすると思えば良い。人の10倍ぼんやりできる、と｡

長生きが一番良い､ストレスを溜めないことだが､それは周りを気にしなければ良い｡

自分が自分がの自分が教の教祖じゃないが自分がが一番でストレスを溜めない｡

お互いに10年長生きすれば、と｡

いつも何席やるかはその日の気分で、今日は3席やってみようじゃないか、と｡

今日はタップリ時間があるので8時半までは引っ張りたい｡

お客さんも､これだけのお金を取っているのに8時20分で終わっちゃったじゃないかと､と｡

最悪の場合は､仲入りが20分になる､そこまでして8時半を越えたい､と｡大笑い。

毎日落後をやっているが、やらなくなった噺も多い､何でやらなくなったのかと思うこともある､と｡

基本に立ち返ることにすると､道灌｡

道灌という名作でした。これで寄席でトリがとれるようになったらウデが､と腕をピシャッと打つ｡

なかなか私にはできない､と｡

怖い思いしたことがある､本当の話だ､と｡

自転車で浅草に通っていて撤去の車がくる日以外は違法駐車をしている。

11時頃駐輪しているところに行ったら男が見るからに行き詰まって､フーフーしていて怖くて近づけなかった、と｡

自転車を乗ろうとしたら行き詰まった男が突進してきた。

ウワワーッと大声で言って､バンと高座を叩きながらのけ反って｡大笑い｡

笑い事じゃないと言って､もう一度ウワワー死ぬかと思った｡

ウウウーウウウーで行っちゃった､と｡

怖かった、と｡そんなところで死んじゃったらどうするか、と｡

何かあったら相手を越える反応をすれば良い､アハアアアー､と大声で怖がってのけ反って。大笑い。

世の中怖いことが沢山あると､江戸時代の闇夜から臆病源兵衛｡

仲入り。

修行時代が完売していた。

隅田川馬石

遊びの本場は吉原で幕府公認で遊女三千人御免の場所と､花魁と花魁道中の説明から山崎屋｡

花魁だけだったら新造付で昼夜で三分､7万5千円だけど。

終わって､打ち上げなしに解散。

馬石さんと四方山話をしながら駅まで。

第106回 ぎやまん寄席 馬石ひとり会 17.6.29