みなさま、いかがお過ごしでしょうか?



しばらく更新が空いてしまい、心配してコメントやメッセージをくださった方、ありがとうございます。



実は、ひと月ほど前から任されていた大きな仕事で忙しくしていたところに、娘が原因不明の高熱と発疹で入院、立て続けに義母、義父も入院し、目まぐるしい日々を過ごしていました。



現在、娘と義父は退院し、義母も間もなく退院できるようです。



もう少し落ち着いたら、ブログは書いていきたいと思っています。



その時はまた、読んでいただけると嬉しいです。



朝晩涼しくなり、夏の疲れが出やすい頃ですので、みなさまもどうかご自愛ください。






夫は、カラオケボックスの個室に入るとすぐ、
「本当にごめん。」と謝りました。



私はなんと返していいのか分からず、
「私たちのことは置いておいて、まず、子供たちのことと、Bさんへの慰謝料の対策について話しましょう。」と言いました。



夫に会ったら、怒りが湧いてくるのかと思っていましたが、その時も怒りの感情はなく、夫自身がしでかしたこととはいえ、憔悴しきっている夫のことが心配になり、顔を見て、少し安心したことを覚えています。



けれど、夫とは、電話やLINEのメッセージで最小限のやりとりしか出来ていませんでしたので、夫の考えや思い、この先どうしたいと思っているのかがその時点では全く分かりません。



私自身、その時はまだ気持ちの整理などできているはずもなく、説明のつかない、よく分からない感情を抱え、とにかく不安だったような気がします。



夫に聞きたいこと、話したいことはたくさんありましたが、翌日から夫は仕事、二日後には子供たちの新学期が始まるので、まずは弁護士に相談することにしました。



事前に電話相談のアポイントを取っておいたので、予約時間になり、弁護士から電話がかかってきました。



私から簡単に経緯を説明し、Bさんへの慰謝料の金額と支払期限についての対策、子供たちが安全な生活を送るための対策について相談をしました。



一通り説明し終えると、弁護士は、内容確認のため復唱し始めたのですが、この時、AさんのこともBさんのことも呼び捨てにしていました。



相談している私の味方であるということを示すためなのでしょうが、私は違和感を覚えました。



たしかに、Bさんは夫を殴り、怒りのあまり脅迫まがいの言動をしましたが、Bさんは被害者でもあります。



Aさんは加害者となりますが、それをいえば夫も加害者でもあります。



ですが、夫のことは○○さんと呼んでいました。



私はそのことが引っ掛かり、他の弁護士事務所に連絡する時間もありませんでしたので、要点だけをお聞きし、この方(弁護士)に依頼するのはひとまず見送ろうと思いました。








これからどうしよう…
子供たちの生活をどうやって守ろう…



押し寄せてくる不安と悲しみに押し潰されそうになりながら、それでもやはり、私は子供たちの生活を守らなくてはなりません。



そのためにも私は、ちゃんと食べて、ちゃんと眠らないと…
私が倒れるわけにはいきません。



けれど、食べようとしても何も飲み込めず、眠ろうとしても眠れず、頭の中には次々と、聞いたばかりの夫の不倫のことが浮かんできます。



相手は一人ではなく三人、その内の一人は家にまで入れた…



結婚生活のおよそ半分の期間、夫は不倫をしていた…



夫と出逢った頃からの出来事が走馬灯のように過ぎていき、ふたたび涙が溢れてきました。



家族や夫婦で過ごした楽しかった時間が、音を立てて崩れていくようでした。



それから明け方まで、うとうとしては頭にいろいろなことが浮かび涙が溢れ、またうとうとする、その繰り返しでした。



その後少しだけ眠り、朝になって母に、その日一日子供たちのことをお願いしました。



私の父と子供たちには、夫の実家の用事で私だけ自宅に戻ると伝えました。



その時の私の状態では、車の運転は避けたほうがいいと感じたので、母に反対されたこともあり、電車で戻ることにしました。



自宅には入りたくありませんでしたし、自宅では冷静に話が出来ないと思っていたので、夫には最寄り駅近くのカラオケボックスで話をしようと伝えました。



私のほうが早く着き、お店の前で待っていると、憔悴しきった夫がやってきました。



私は涙が出そうになりましたが、受付をして部屋に入るまで、夫も私も平静を装っていました。