みなさま、こんにちは。

 

イワドランプです。

 

このブログにお越し下さり、ありがとうございます。

 

最初にお伝えしておきますが、このブログの内容はフィクションです。

 

読者のみなさまに物語への親近感を持っていただけるよう、実在する

名称を用いていますけれども、私たちが暮らす現実世界の企業や機関

などとは一切関係がございません。

 

ただ、やみくもに突拍子もないことを空想しても仕方がないので、身

近にある企業についての報道内容や、経営計画をもとに、近い将来社

会はこのような形になっているのではないか、という管理人独自の予

想に沿って書き進められています。

 

もちろん、必要な取材はきちんと行い、安心して読み進めて行けるサ

イトを目指していきます。

 

ふと目に留まった時に、みなさまの小さな楽しみの一つになることが

出来たら幸いです。

 

設定(とりあえずの最初のお話)

・2030年前後の近未来、アメリカの某企業が計画していた、人間の脳

 にチップを埋め込み、人間の脳波とデジタルデバイスを連動させる

 事業がスタートしていた。

 

・日本国内においても、一部の人達が脳にチップを埋め込むところま

 で参加していたが、デバイスとの連動はまだまだ先の状態である。

 

・ところ変わって2020年の年末、コロナ禍で外出もままならない管理

 人のiPadに「i-word」という不思議なアプリがインストールされて

 いた。

 

・アプリをクリックすると、人物名とプロフィールの隣に「視聴覚情

 報」「思考情報」のファイルがアップロードされていた。

 

・「思考情報」は途切れ途切れだったが、「視聴覚情報」は高精細の動

 画ファイルとなっていた。また、音声もはっきりと聞き取ることが

 出来た。

 

・この2つのファイルの内容は連動しており、「視聴覚情報」の動画の

 場面において、該当者がどのようなことを考えていたかを容易に推

 測することが出来た。

 

・しかし、個人のプライバシーに関する情報(医療に関する情報、入浴

 時、トイレ、着替え、他の人と会話をしている内容)は、その前後を

 含め一切記録されていない。

 

・ファイルが保存された日付は2030年前後となっている。

 

・「視聴覚情報」の動画ファイルは、普段の管理人自身の視線と何ら変

 わらない形で撮影され、保存されている。つまり、この動画によって

 該当者がその時何に意識を集中していたかが分かるのだ。

 

・「視聴覚情報」の動画内では、2020年時点でも実在する企業名などの

 名称を多く確認することが出来る。さらに、通行人などの数の多さか

 らエキストラを使って撮影した動画とも思えない。

 

・「視聴覚情報」「思考情報」ともファイルを開いて、ストリーミングで

 閲覧することは出来たが、ダウンロードやスクリーンショットしよう

 とするとエラーが起き、手元に保存することが出来ない。

 

・あまりに不思議な出来事に管理人もチンプンカンプンで、他の誰にも

 相談出来なかった。

 

・そこで、情報に該当する人たちに悪いとは思いつつ、管理人はこれら

 の情報を文字で書き起こし、保存することにした。

 

登場人物

1.有無 軽史(ウム カルシ)

30歳 独身

新卒で都市銀行へ入行。新型の複合型AIによる業務再編の波にのまれ銀行を退職。

業界にこだわらず、できる限り良い条件を狙い転職活動を行い、元素食品株式会社(モトモトショクヒン)から内定を受ける。

配属先は北関東のとある地方都市の隣町にある工場となった。