がん患者なら、


誰でもきっと一度は目にする「野菜スープ」。


「がん」と言われたら、


まずは気になる食べ物のこと。


今回は、そんなお話です。






私は今までの自分の食生活に


がんの原因があるとは思えなかったのですが、


食事が与える影響については興味があったので


術後から約1年間、


この、噂の野菜スープの効果を


検証してみることに決めました。






元々、揚げ物はあまり作らないし、


レトルト食品や冷凍食品も買わないし、


ジャンクフードやスナック菓子もほぼ食べません。


逆に、野菜はよく摂っていた方だと思います。


それなのに?


何がダメだったの?


これを機に、改善できることは是非したい。


というわけで、


朝食に野菜スープを追加することに。






私が実践した野菜スープのレシピは、


キャベツ、玉ねぎ、カボチャ、人参を軽く炒めて


2週間分を小分けにして冷凍保存。


これがベースで、


他にも冷蔵庫にある野菜を入れたりして


なるべく種類を多くしました。


食べる時に水で煮て、少し豆乳を足して、


コンソメ顆粒とブラックペッパーで味付け。


焼き芋にハマっていたので、


これも甘味としてプラスしていました。






でも毎日だと飽きるので、


たまにミネストローネにしたりして。







栄養はさておき、


単純に美味しいから野菜スープは好きでしたが


ほぼ毎日、1年間続けたにも関わらず


毎月の血液検査の結果で比較してみると


最初から最後まで


特に何も変化が現れませんでした。


いや、変わらへんのかい!


驚愕です。






いろんな媒体で


野菜スープや人参ジュースは


身体にいい!がんにならない!がんが消える!


と言われているのに


人によっては効果がないなんて。。。






どなたかのブログでも、


がんになりたくなくて、


毎日フレッシュな人参ジュースを飲んでいたけど


初発ステージ4のがんが見つかったとか。






ということは、


食べ物にいくら栄養があっても、


それを吸収できるかどうかが肝心であって、


食べればいい、というわけではないんですよね。






検証結果としては、


結局、体質による、ということでした。






いくらタバコを吸ってても


浴びるほどお酒を飲んでても


激辛料理がやめられなくても


お肉ばかり食べてても


睡眠不足でも運動不足でも


それが病気の原因にならない体質の人がいる。


一方では、


身体にいいことを始めて、


そのおかげで体質が改善する人がいる。


その裏にはまた、


いろんな努力をしても報われない人もいる。






残念ながら、私は報われないタイプです。


だから、野菜スープはきっぱりやめました。


改善を諦めたわけではないけど、


続けなければ、というストレスを手放して、


いちいち気にしない、という方針に。


変わらないのなら、


もう、こだわっても仕方ないしね。






がんにならない体質なるのは難しいけど、


がんを気にしない生活ならできるかも?


今は、そんな気持ちです。






Take it easy.