週末、一気に読んだ本。
105歳の現役美術家”篠田桃紅”のエッセイ。
「好きなものと生きる」と「105歳死ねないのも困るのよ」
「よいものはじゃんじゃん使う。」と漆器の器を30年以上使っている。
欠けもない、塗りの剥げることも無く。
名の通ったものでなくとも、好きなものは良いもの、と。
でも、身の回りのものすべてが上質。
100年以上も生きていれば、そりゃそうだ。
一世紀を超えて生きた美しさは知性を纏う。
本を読んでいて、祖母の話を聞いているような気持になった。
私の祖母たちは皆、私が成人になる前に逝ってしまった。
母方の曾祖母は昭和の初め、女だてらの材木商。
こわいお婆さんで、話をしたこともなかった。
歳の重ね方、人生の育み方が美しい女性に憧れる。
年齢を重ねることを楽しめる自分でいたい。
若々しくいたいけど、昨日までの自分を否定するような若作りは嫌。
だから、先人の生き方を見習いたいと思うのです。
いい思い出に
なるように工夫する。
そうすれば
人生の終わりまでも
豊かにしてくれる。
こういうふうに
生きようと決めても、
そのとおりにはいかない。
だから、とらわれない。
氣にしない。
…納得。<(_ _)>
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