半年ぶりに会いに行って来ました。
熱川のママとお父さん。

27年もの間続けていた予約の取れない旅館をたたみ
「ママ」「お父さん」と呼び合って、仲良く人生を楽しんでいるふたり。

高度成長の日本を生き抜いて来た[ママ]と[お父さん]の話は面白い!

結婚して「銀座」で純喫茶のお店を始めた当時、コーヒーが一杯80円。
昭和40年の始めの頃。
コーヒーの出前が結構あったそうだが、人件費をひくと余り儲からない。。。(>_<)
そこで、お父さん「美人喫茶」なるものを始めた。!(^^)!
隣りに座った美しい女性と会話を楽しめる…というのが「美人喫茶」とか。
それで、80円のコーヒーが500円になったという。昭和だなぁ。。。

そんな、お父さんの純喫茶にベンツで乗り付けて通っていらしたのが、、
「高松宮様」
銀座の並木通りを宮様とお父さんは、颯爽と美人喫茶にむかったのです。
そして気さくな宮様は、綺麗なお姉さんたちとコーヒータイム(*^∇^)o<■~~
お馬さんの競争を楽しむ気さくな宮様だったそうな。
当時はSPとか、ついて来なかったのかしらね。

そうかと思えば、国会議事堂前の超高級料亭の支配人だったり、
道場六三郎さんとお友達だったり、
美輪明宏と言えば「銀巴里」の支配人とも知り合いだったり、
昭和の銀座の「生き字引」(笑)

子供の頃から苦労に苦労を重ねながら、
30歳に独立する!と目標を持って頑張ってきたお父さん。
苦労しても、澄んだ心が人を惹きつけ信頼され続けてきたお父さん。

お地蔵様のように穏やかで、慈愛に満ちた存在です。

激動の昭和、平成を生き抜いてきたお二人の
選び抜いて手に入れた「現在の姿」
シンプルで美しく心地良い。憧れ。。。


もっともっと、いろんな話が聞きたかったのだけれど
今回は残念ながらタイムリミット。
また今度行った時には、もっとお話し聞かせてくだされ。

セ〇ミンのCMにも出演した、「熱川のママ」
和製オードリー・ヘップバーン。
凛とした気品漂う美しくも凄い人。のお話は又。

山の辺