芸術の秋…というか先日、
大好きな松園さんの美人画が川越私立美術館で展示されると知って、
行って来ました蔵の街・川越に 
地図上では2時間弱で行けるハズだったのに、片道3時間。
電車乗り継いでも、同じくらいかかりますが。。。(^_^;)

明治維新で日本文化の価値観が変わり、
大和絵の流れから新たに生まれた日本画のジャンル。美人画。
透き通る白い肌、儚げで美しい髪の生え際。
透明感があるのに、凛とした女性の美しさを表わす美人画。
女性が描く美人画と、男性が描く美人画はどこか違います。
見比べても、やっぱり上村松園画伯の美人画に惹かれます。
儚く、気高く、美しい…
今回、松園さんの絵はすくなかったので、残念でした。
 
今回、川越の展示にはありませんでしたが、とても好きな一枚。
娘のいない私には、憧れの情景だわ。。。

そして今日は、奥多摩の「櫛・かんざし美術館」
秋の展示、第一展示室は櫛、島原太夫の髪飾り、
象牙、鼈甲、金銀、螺鈿などで装飾された、江戸時代の携帯用口紅入れ。

  

第二展示室 (明治・大正・昭和時代)
・代表展示
秋田の婚礼は、3日に渡り行われていたそうで、
金、銀、鼈甲製の三種類を毎日付け替えたそうな。
秋田地方特有で、日本最大の髪飾りなのですと。

根掛け、いち止め、鹿の子止めなどの髪飾り、小物や元結など、
かわいらしい展示が並びます。


特別展 第三展示室
※「世界の櫛展」 (平成25年9月5日~平成25年12月8日)
「エリザベス女王一世」使用の櫛もありました。
西洋の櫛は、日本古来の櫛とは違い、洋髪用の今風?
スランス、スペイン、ニューヨークと展示されていましたが、
アールヌーボー、フラメンコ、アメリカ風と
其々に趣がハッキリと異なっておりました。

奥多摩の紅葉を楽しみながら出かけるのもお奨めです。