貴方の腸に穴が空く!

美肌の魔法使い たまかずらです。

抗生物質はコワいなぁ…と思います。
高齢の母が治療の為に処方された抗生物質を飲んで、
両腕が真っ赤になるほど湿疹ができてしまいました。
抗生物質を飲んだことで腸内細菌(善玉菌も悪玉菌も)が駆逐され
免疫が下がってしまったせいなのかと思っていましたが…
もしかしたら、この状態もあるのかもしれない。
高齢で腸の粘膜ももろくなっているでしょうし。

腸に穴が空くって聞いたらビックリしますよね。
LGS(リーキーガット・シントローム)は、
抗生物質・非ステロイド抗炎症剤の乱用・食生活の欧米化などが原因とされ
腸の粘膜が損傷され(穴が空き)、
有害物質などが体内に「漏れる」状態のことを指します。

  
                    鶴見隆史著「腸は酵素で強くなる」より

本来私たちの食べた物は胃や腸で小さな分子に細かくされたものだけが
腸の膜を透過できるようになっているのだけれど、
リーキーガット・シントロームになってしまうと

小さく消化しきれなかったのタンパク質や脂肪、
そして有害物質までも体内に取り込んでしまうのです。

腸でブロックするはずの有害物質が身体にに入ると、
免疫は抗体をたくさん作って身体を守ろうとします。
そうなると免疫はいつも攻撃の態勢になるので
身体にとって害のないものまでもアレルゲンになってしまうのというのです。

抗生物質って悪いものは徹底的に駆逐する!的な発想ですが、
人間の腸は善玉菌、悪玉そして日和見菌たちの構成する
腸内フローラの環境のバランスが大切なワケで、
全ての腸内細菌を一掃してしまえば、悪玉菌優位になり
当然身体のバランスは悪くなるんじゃないでしょうか?

身体の不調の原因は、何かひとつではなくて
いくつかの原因が重なって起きてくるのだと思います。
不調になってから元に戻すことは至難の技とも言えます。
自分の身体の代わりになるものは無いのです。

美肌繋がっています。

予防のためにも、発酵食品で腸内微生物を増やし
エサになる食物繊維をたくさん食べましょう!
ゴボウ、ニンジン、サツマイモ、かぼちゃ、レンコン。。。
そんなこと…と思うでしょうが、大切なことです。
身体は食べ物で出来ているのですから。