・・・去年(2022年)1月・変性筋腫で子宮全摘開腹手術に至ったまでのお話の続きです・・・

術後2日目の主治医の回診でいくつか質問したこと

・取り出した筋腫、夫が13センチどころではなく赤ちゃんの頭くらいの大きさだった、と言ってて、短期間でそんなに巨大化したのですか?
筋腫と子宮全てを見てご主人はそう思ったのだろう。
取り出した筋腫は13センチほどだった。

・私の卵巣は普通でしたか?
片方だけ小指の爪くらい小さくなっててたぶんもう働きがなくなってるのだろう。
でも異常はなかったので、卵巣はそのまま残しましたよ。

・見た感じ肉腫の疑いありそうですか?
こればかりは病理検査に出さないと分からない。

・傷のテープを昨日先生に剥がしてもらってそれきりで良いのでしょうか?
はい、そのままで。

・アトファインという傷を綺麗にするテープはもう貼って良いですか?
入院中は私が傷を見たいので退院してから貼って下さい。

ということでした😆

筋腫が短時間で巨大化なのか?がとても怖かったのでホッとしました。

背中のジャラジャラ痛かった硬膜外麻酔の管も外してもらい、
一眠りして、
さぁ後は歩いて歩いて回復するのみ!

と歩きました。

と言ってもコロナで他階や外へ行けずひたすら1階の病棟廊下を歩くだけ。

談話室の自販機にお水買いに行きました。

そこで3人座ってお話されてて。

「こんにちは~」と挨拶しましたら、
新入りさんですね😃とお声がけ頂き、
はい、一昨日手術でした😄と答え、
病室聞かれ個室なんです、のやり取りから、
やはり、
「ごめんなさい、どこのガンですか?」と聞かれ、、、
なんというんですかね、、
お二人はケアラー帽子かぶっててあきらかに癌患者さんと分かり、
「子宮筋腫です」と言いづらく、、、
「子宮肉腫疑いなんです」
と答えました。
まぁ嘘ではないのですが。
皆さんも一人づつ病名を教えてくれて、
お一人は体がん、
お一人は卵巣がん、
お一人はけいガン
と。

皆さん、ご病気とは思えないほど明るくて私も元気をもらえた。

そして、私が、肉腫疑いと言ったら、
こないだまで子宮肉腫で抗がん剤入院してた方がいた、と皆で言ってて、、、
それはまたものすごい偶然だと思った。

この談話室でのやり取りからこのお三方とは廊下散歩で会うとお喋りするようになった。

と共に、それぞれの方の治療の壮絶さを知り、
ガン患者さんとは、心も体もそんなにも辛いのか、と知ることになった。

私が病理検査の結果が出るまで悪性か良性かはハッキリしないむね伝えたら、

卵巣癌の方が、

手術後先生に悪性だったと言われてないのだから大丈夫よ!
手術の時必ず簡易検査をやる。
私は麻酔が切れた瞬間に先生に「悪性だったよ、、、」と言われたし。

と教えてくれた。

私は、
なぜ先生は術後すぐの体がキツイ時に告げたのだろう、、、と不思議だった。
せめて翌日とかにして欲しいよね、、、。

けいガンの方は、

退院は予定通りでしょ? 術中、リンパも見てるから、リンパには飛んでないということだし、大丈夫だよ!
私はオペで見てリンパに転移してるの分かって、退院2週間延びたから。。
けい癌健診サボりすぎって怒られたし 笑

と言ってた。

さらっと言ってくれたが、
どんなに辛い状況だっただろう。

けいガンや体がんは、子宮けい&体癌検査で悪性か分かるけど、
卵巣癌は、やはり先生が言ってたように、
術前診断が難しいらしく(MRIも確実ではないと医師が言ってた)、卵巣に癌を疑う何かがあったら取り出してみないと悪性か診断ハッキリしないらしい。
ただ、卵巣癌の方は下腹部痛があり、内診で卵巣の腫れが大きく血液検査で腫瘍マーカーが高くて、もともとチョコレート嚢胞があって、腫れ大きく疑い強いから手術した、と言ってた。

お若い頃から子宮内膜症がひどくて子供がなかなか出来なくて晩年で奇跡的に出来たお子さんがいらっしゃるそう。
そして、チョコレート嚢胞は、年齢を重ねるほど癌化する確率が上がると教えてもらった。
ステージ3だと言ってた。
医師が言ってたように卵巣癌は初期で見つけるのは難しいんだ、と思った。

私は体がんはとにかく初期で見つかりやすく(不正出血で)て予後良好と読んでいたが、
体がんの方は、もう閉経してしばらく経ってたある日いきなり大量の出血があり、白いズボンが血だらけで大急ぎで婦人科で検査した、と言ってた。
ステージは聞かなかったけど、大網に転移あり取っちゃった、と言ってたので、初期ではないような、、、。
胸にポートという、人工血管?(何度も点滴するから、自分の血管は使えなくなってしまうらしい)も入れてて、それが感染して大変だったと話してて、
自分はとんでもなく軽いんだな、
となんだか申し訳ない気持ちになったが、

みんなが、笑うこと楽しむことががん細胞をやっつけるから笑おう❕と笑顔で言ってたので、
私もひたすら楽しいお話美味しいお店の話をすることに努めた。

でも、時々、肉腫だったら、、、と恐怖に陥ることがあった。
そんな時彼女たちとお話しながら歩くことで救われた。

私はある日恐怖で寝不足で食欲もなかった。

そんな時、抗がん剤治療中の方が、食べ物全てが鉄の味がしてとても食べられないけど食べないと免疫上がらない、と泣きながら食べてた。

私はなんて弱い人間だろうと、この入院中何度も思った。

と同時に、笑いを提供するのが私の役目だ❕と思い、なんてことないバカ話で笑ってもらった。

画像はある日の病院食☺