小鳥になりたいわたしと

 

わたしになりたい鈴と

 

鈴になりたい小鳥

 

みんな違ってみんないいけど

 

みんな違ったみんなになりたい

 

小鳥になりたいわたしが

 

飛行機を作ったのかもしれない

 

わたしになりたい鈴は

 

せめてわたしに聴いてもらいたくて

 

良い音色になったのかもしれない

 

鈴になりたい小鳥は

 

鈴の音色を真似して

 

さえずっているのかもしれない

 

わたしがわたしである意味も

 

鈴が鈴である意味も

 

小鳥が小鳥である意味も

 

きっとある

 

それでも

 

わたしは小鳥になりたくて

 

小鳥は鈴になりたくて

 

鈴はわたしになりたい

 

そういう想いは消せないのかもしれない

 

自分が自分である意味も

 

自分の良さも

 

自分の悪さも

 

全部知って

 

それでいいと

 

分かっているけれど

 

そういう想いはどこかにあるのかもしれない

 

だけれど

 

そんな自分も

 

いいと思おう